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男子テニスツアーのデルレイビーチ国際テニス選手権(アメリカ/フロリダ州デルレイビーチ、賞金総額45万5,775ドル、ハード)は26日、シングルス1回戦が行われ、第4シードの錦織圭(日本)はI・カルロビッチ(クロアチア)に、第1セットで4-5とリードされたところで、錦織が左脇腹の痛みを理由に棄権を申し入れたため、初戦で姿を消す事となった。
先日行われたアメリカ国際インドアテニス選手権では、1セットも落とさず自身3度目のツアー優勝を飾った錦織だったが、この日は試合の序盤からトレーナーを要求し、治療を受けていた。
この試合、錦織は3本のダブルフォルトを犯すなどサーブが不調で、試合序盤でカルロビッチにブレークを許してしまう。
その後、ゲームカウント3-5の第9ゲーム、錦織はカルロビッチのサービング・フォー・ザ・セットのゲームをブレークバックするも、続く自身のサービスゲームで0-40とリードされたところで棄権を申し入れた。
錦織の棄権により、初戦突破となったカルロビッチは、2回戦でE・ロジェ=ヴァセラン(フランス)と対戦する。ロジェ=ヴァセランはこの日、F・チポッラ(イタリア)を6-1, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
一方、添田豪(日本)がM・マトセビッチ(オーストラリア)を2-6, 6-4, 7-6 (8-6)の逆転で下し、先週のリベンジを果たした。
世界ランク69位の添田豪は、先週出場したアメリカ国際インドアテニス選手権の1回戦で、同39位のマトセビッチと対戦するも6-7 (6-8), 4-6のストレートで敗れていた。その後、マトセビッチは準決勝まで勝ち上がり、錦織と対戦するも、足の怪我を理由に途中棄権を申し入れていた。
2大会連続での対戦となったこの試合は、第1セットでマトセビッチが添田豪に1度もブレークポイントを与えず、2度のブレークに成功し、このセットを先取。
しかし、第2セットに入ると、マトセビッチに5回握られたブレークポイントをしのいだ添田豪が、1度ブレークに成功して、セットカウント1-1とする。
勝敗を決める第3セットでは、両者ブレークを許さずタイブレークへ突入する。そのタイブレークは接戦となるも、6-6から2ポイント連取した添田豪が、2時間25分のマラソンマッチに終止符を打った。
添田豪は、今季開幕戦のチェンナイ・オープン以来2度目となるベスト8進出をかけて、第1シードのJ・アイズナー(アメリカ)と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○J・アイズナー(1) vs. ●J・レヴィン(アメリカ), 7-6 (7-3), 5-7, 6-4
○T・ハース(ドイツ)(2) vs. ●I・セイスリン(オランダ), 5-7, 6-4, 0-0 (途中棄権)
●錦織圭(4) vs. ○I・カルロビッチ, 4-5 (途中棄権)
○K・アンダーソン(南アフリカ)(6) vs. ●T・スミチェク(アメリカ), 6-3, 6-4
●R・ハリソン(アメリカ) vs. ○D・ムニョス-デラナバ(スペイン), 2-6, 6-1, 3-6
●F・チポッラ vs. ○E・ロジェ=ヴァセラン, 1-6, 4-6
○E・ガルビス(ラトビア) vs. ●J・ブレイク(アメリカ), 6-1, 6-4
○D・イストミン(ウズベキスタン) vs. ●B・ベッカー(ドイツ), 6-7 (3-7), 6-4, 7-5
●B・レイノルズ(アメリカ) vs. ○ルー・イェンスン(台湾), 3-6, 5-7
●M・エブデン(オーストラリア) vs. ○J・ソック(アメリカ), 3-6, 3-6
●B・パウ(ドイツ) vs. ○R・ベランキス(リトアニア), 1-6, 6-7
●M・マトセビッチ vs. ○添田豪, 6-2, 4-6, 6-7 (6-8)
今大会の優勝賞金は7万8000ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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