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女子テニスツアーのGDFスエズ・オープン(フランス/パリ、賞金総額69万ドル、ハード)は29日、シングルス1回戦5試合が行なわれ、地元から主催者推薦で出場のK・ラドノビ(フランス)が第7シードのJ・ジョルジュ(ドイツ)を7-5, 5-7, 7-6 (7-4)の接戦で下す金星を飾り、詰め掛けた地元ファンの声援に勝利で応えた。
第1セットの接戦を制したラドノビは、第2セットも先にブレークに成功し、ゲームカウント4-2とリードしていた。しかし、そこからジョルジュの反撃され、第2セットを奪われてセットオールとされてしまった。
勝敗を決める第3セットでは、第2セットを取り返したジョルジュが流れを掴みゲームカウント5-2とリードし勝利へ王手をかけた。またジョルジュは、ゲームカウント5-3のサービング・フォー・ザ・マッチでは、30-0と勝利まであと2ポイントと迫ったものの、ラドノビに土壇場でブレークバックを許し、タイブレークへ。
敗戦目前から接戦へ持ち込んだラドノビは、観客の声援を力に変えて勢いそのままにタイブレークでは終始リードし、2時間42分のマラソンマッチを制し、シードダウンを演出した。
「このスタジアムでの試合は、本当に最高。身近な人達も応援に来てくれていたし、それは本当に励みになった。」と試合後に語るラドノビ。
さらに「とても厳しい試合だった。彼女(ジョルジュ)はとてもハードにボールを打ってきたし、タフな選手。トップ20の選手相手に第3セットで2-5とリードされる状況は、本当に苦しかった。それでも、ただただ戦い続けたの。秘密なんてない。どのポイントも必死で戦っただけ。」と、ラドノビ。
「こんな勝利が出来て本当に嬉しいし、このレベルでプレーが出来た事に満足している。本当に最高の勝利!」とラドノビは、喜びを興奮気味に語っていた。
敗れたジョルジュは、今年の全豪オープンでベスト16へ進出する活躍をみせていた。4回戦では準優勝者のN・リー(中国)に敗れていた。
ラドノビは準々決勝進出をかけて、Y・ウィックマイヤー(ベルギー)とA・パブリュチェンコワ(ロシア)の勝者と2回戦で顔を合わせる。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○R・ビンチ(イタリア)(5) vs. ●S・ハレプ(ルーマニア), 6-0, 6-3
●J・ジョルジュ(7) vs. ○K・ラドノビ, 5-7, 7-5, 6-7 (4-7)
○C・スアレス・ナバロ(スペイン) vs. ●M・ニクルスク(ルーマニア), 6-3, 7-6 (7-3)
●T・ピロンコバ(ブルガリア) vs. ○S・ボーゲル(スイス), 4-6, 2-6
●S・アービッドソン(スウェーデン) vs. ○A・コルネ(フランス), 3-6, 6-4, 0-6
今大会の優勝賞金は9万4355ユーロ。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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