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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(英国/ロンドン、芝)。四大大会の中で唯一、大会期間中の日曜日を休みとしている今大会。例年よりも多くの出来事が起きた1週目を終えた選手たちが、2週目に向けて英気を養う1日となっている。
1週目で最も驚きを持って受け止められてた出来事と言えば、男子シングルス第2シードのR・ナダル(スペイン)が2回戦で敗退したことだろう。相手は世界ランク100位で無名だったL・ロクスだったことも、ことさら衝撃を大きくしている。
7年ぶりにナダルがグランドスラム2回戦で敗れた翌日には、今大会7度目のタイトルを狙う第3シードのR・フェデラー(スイス)が2セットダウンまで追い込まれる事態に陥っていた。何とか逆転勝利して事なきを得たフェデラーだったが、連日の番狂わせを予感させていた。
番狂わせと言えば、女子シングルスで5度の優勝を誇るV・ウィリアムズ(アメリカ)が1回戦で姿を消している。今年で今大会に出場するのは16回目となるビーナスが、初戦で敗退するのは初出場だった1997年以来となる。
そのビーナスの妹で4度の優勝を誇るS・ウィリアムズ(アメリカ)は、3回戦で大会記録となる23本の決めているものの、その試合はファイナルセット9-7でようやく勝利していた。
ウィンブルドンでは2000年から9度のタイトルを獲得しているウィリアムズ姉妹のどちらも達成していない大記録、「ゴールデンセット」を達成したのが、Y・シュウェドワ(カザフスタン)。セリーナの4回戦の相手となる。
1セットで全24ポイントを連取する離れ業を女子テニスで達成したのは、今回のシュウェドワが史上初という快挙。さらに対戦相手が先の全仏オープンで準優勝をしている第10シードのS・エラーニ(イタリア)ということも見逃せない。
男子シングルスで予選から4回戦に勝ち上がってきたB・ベイカー(アメリカ)。2005年から2011年にかけて5度の手術を受けている彼は、昨年のこの時期にはランキングを持っていなかったが、今大会での活躍の結果、自身初となるトップ100入りを確実とした。
今大会ではこんな珍事も起きている。女子シングルス2回戦、エラーニとC・バンダウェイの対戦は、エラーニのマッチポイントというところで日没のために順延となっていた。その翌日に再開された試合では、最初のポイントでバンダウェイがダブルフォルトを犯してゲームセット、エラーニはラケットを1度も振ることなく勝利となった。
2009年からセンターコートに取り付けられた開閉式の屋根についても興味深い出来事があった。天気予報を信じた大会主催者は、センターコートの屋根を閉めて試合を実施することを決定するも、その日は終日に渡って快晴という、皮肉な結果に終わっている。
この珍事にジョコビッチは「晴れているのに屋根が閉まっていて、少し驚きました。彼らは天気予報に従って決定したんだろうけど、ここの天気予報は当てにならないよ。」と、コメントしている。
男子シングルス第4シードのA・マレー(英国)に対する地元の期待が、かつてない高まりを見せている。過去3年間はいずれも準決勝に進出しているマレー、特にこの2年はいずれもナダルに敗れて決勝進出を逃している。しかし今年は前述の通りナダルが2回戦で敗退。これにより、マレーのみならず、ボトムハーフの選手全てに決勝進出のチャンスが巡ってきた。
大会2週目の初日となる2日は、男女シングルス4回戦16試合が行われ、ベスト8が出揃う。男子ではジョコビッチとV・トロイキ(セルビア)、フェデラーとX・マリス(ベルギー)の対戦など。女子ではセリーナとシュウェドワ、V・アザレンカ(ベラルーシ)とA・イバノビッチ(セルビア)の対戦などが行われる。
「今では、誰が誰に対してもタフなプレーをしています。」とセリーナ。「どんな相手でも油断することはできません。」
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