男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は12日、シングルス3回戦が行われ、第20シードの
J・メンシク(チェコ)が世界ランク61位の
F・マロジャン(ハンガリー)を6-4, 7-6 (7-2)のストレートで下し、初のベスト16進出を果たした。
>>内島 萌夏vsサワンカエウ 1ポイント速報<<>>サバレンカら BNLイタリア国際組合せ<<>>シナー、ズべレフら BNLイタリア国際組合せ<<19歳で世界ランク21位のメンシクは3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)の決勝で第4シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を7-6 (7-4), 7-6 (7-4)のストレートで破り、ツアー初優勝を果たした。
そのメンシクがBNLイタリア国際に出場するのは2年連続2度目。初出場となった昨年は初戦敗退を喫した。
今大会は初戦の2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク164位のM・ジガンテ(イタリア)を7-6 (7-4), 7-5のストレートで破り3回戦へ駒を進めた。
一方、25歳のマロジャンは2回戦で第16シードの
A・ルブレフを7-5, 4-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
両者初の顔合わせとなった3回戦の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許したメンシクだったが、すぐにブレークバックに成功。さらに第10ゲームでもブレークを奪い先行する。
続く第2セット、第5ゲームでメンシクは0-40からキープに成功。第8ゲームでは鋭いリターンでブレークを奪い5-3とサービング・フォー・ザ・マッチを迎えるが、マロジャンの粘り強いプレーにミスを引き出されブレークバックを許す。その後は両者キープが続きタイブレークに突入すると、メンシクは安定したプレーで着実にポイントを重ね、最後は正確なワイドへのサーブを放ち、マロジャンのリターンがネットとなって勝利を収めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはメンシクのコメントが掲載されている。
「最高の気分だよ。初戦やこの試合の第1セットでは、自分を見つけるような感じだったけど、第2セットでは少しずつ良くなってきた。苦しい場面もあったけど、大事なのは集中力を切らさず、冷静でいられたこと。自分のやり方を信じていた。ファービアーン(マロジャン)は素晴らしい選手で、特にローマではすごく良いプレーをしていたから、タフな試合になるとわかっていた」
「第1セットでは最初のゲームでサービスを落としたけど、すぐにブレークバックできた。どのゲームもキープが難しい展開だった。第2セットで5-3とリードしている時にブレークされたのは残念だったが、しょうがない。そのゲームではチャンスがなかったし、気持ちを切り替えて『次はタイブレークだ』と集中を保った。第2セットを取って勝てたことに満足しているよ」
勝利したメンシクは4回戦で第30シードの
H・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。フルカチュは3回戦で世界ランク45位の
M・ギロン(アメリカ)をフルセットで下しての勝ち上がり。
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