男子テニスのEFG スイス・ オープン・グシュタード(スイス/グシュタード、レッドクレー、ATP250)は18日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク109位の
J・セルンドロ(アルゼンチン)が第1シードの
C・ルード(ノルウェー)を6-2, 1-6, 6-3のフルセットで破る金星を挙げ初のベスト4進出を果たした。また、兄である
F・セルンドロ(アルゼンチン)もノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)で準決勝へ駒を進めており、兄弟揃って4強入りを決めた。
>>【一覧】全米オープン2025 出場予定選手<<23歳のセルンドロが同大会に出場するのは4年ぶり2度目。初出場となった2021年は初戦敗退を喫した。
今大会は1回戦で世界ランク129位の
J・シュトルフ(ドイツ)、2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した第6シードの
D・ゴファン(ベルギー)を下して準々決勝へ駒を進めた。
26歳で世界ランク13位のルードとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、セルンドロは1度ブレークを許したものの、リターンゲームでは3度のブレークを奪って先行する。
しかし第2セット、第1ゲームで2度のブレークポイントを活かせなかったセルンドロは2度のブレークを許してこのセットを取り返される。
迎えたファイナルセット、序盤に2度のブレークを許し0-3とリードを許したセルンドロだったが、セカンドサーブのリターン時には積極的に攻めていき100パーセントの確率でポイントを獲得。その後3度のブレークを果たして勝利を収めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはセルンドロのコメントが掲載されている。
「本当にタフな試合だった。彼(ルード)はすごく攻撃的で、簡単にリードを許してしまった。でも、精神的に踏ん張って試合を諦めず、0-3から風向きが変わってきた。風の助けと、彼のミスもあって1-3になり…そこから2-3に。ブレークが1つ差になると自信が戻ってきて、より攻撃的に、より強く打てるようになった。それがファイナルセットでのカムバックの鍵だったと思う」
勝利したセルンドロは準決勝で予選勝者で世界ランク167位のI・ブゼ(ペルー)と対戦する。ブゼは準々決勝で同136位の
R・ブルチャガ(アルゼンチン)を下しての勝ち上がり。
また、同日に行われたノルデア・オープン準々決勝では兄であるフランシスコ・セルンドロが第7シードの
D・ジュムホール(ボスニア)を破って4強入りを決めており、兄弟揃って決勝進出となるか注目が集まる。
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