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女子テニスツアーのファミリー・サークル・カップ(アメリカ/チャールトン、賞金総額74万ドル、クレー)は4日、シングルス2回戦11試合が行われ、第3シードのM・バルトリ(フランス)がV・ドゥシェヴィナ(ロシア)に6-2, 6-7 (3-7), 6-4の接戦で勝利、3回戦に進出した。
昨年の全仏オープンではベスト4という好成績を残しているバルトリは、さらに良い結果を残すためにはもっと努力が必要であることを理解しつつも、この日は3時間4分のマラソンマッチを精神力で制したことに満足したようだった。
世界ランク7位のバルトリは「ファイトし続けることができ、勝利できたのは素晴らしいことです。」と勝利の喜びを語っている。
27歳のバルトリは、先月に行われたソニー・エリクソン・オープンにて、世界ランク1位のV・アザレンカ(ベラルーシ)の連勝を26で止めている。また過去には、2007年のウィンブルドンでJ・エナン(ベルギー)、2009年の全豪ではJ・ヤンコビッチ(セルビア)と当時の1位から勝利を挙げている。
この日のバルトリは第1セットを先取したものの、第2セットではドシェヴィナの強烈なサーブに押されゲームカウント3-5とリードを奪われてしまう。ここから何とかタイブレークに持ち込んだバルトリだったが、そのタイブレークではドシェヴィナに3ポイントを連取されるなどで、セットオールに追いつかれる。
ファイナルセットは3-3まで接戦が続いたが、バルトリが5-3とリードを奪い、最後の最後で試合の主導権を取り戻していた。
「相手が誰であろうと、同じモチベーションで試合に臨んでいます。それは自分のベストを尽くし、そして勝利することです。」と語ったバルトリは、3回戦でP・エルコグ(スロベニア)と対戦する。第14シードのエルコグは、V・レプシェンコ(アメリカ)を6-3, 6-2で下し、3回戦に進出している。
この日のナイトセッションではV・ウィリアムズ(アメリカ)と第7シードのヤンコビッチが対戦し、自己免疫疾患から復帰したばかりのヴィーナスが7-5, 6-0のストレートで勝利、3回戦に駒を進めている。
今大会の準決勝では妹であるS・ウィリアムズ(アメリカ)との姉妹対決に期待がかかるヴィーナスであるが、半年以上の休養明けということもあり、本人はいまだテスト段階にあるとしている。
「ストレートで勝利するなんて、まだ慣れていないことです。」とヴィーナスはコメントしている。
ともに元女王同士の対戦となったこの2回戦、第1セット第10ゲームでブレークに成功したヴィーナスは、そのままの勢いで第1セットを先取すると、第2セットはなんとベーグルで奪取、1時間29分で勝利している。
今大会の上位シード勢は1回戦が免除されているため、いきなりヴィーナスを試合をする羽目になっていたヤンコビッチは「難しいドローでした。相手が他の誰かだったら、もう少し良いプレーが出来たかもしれません。」と、肩を落とした。
この他の試合の結果は以下の通り。
S・リシキ(ドイツ) (6) ○-× A・フラヴァコバ(チェコ共和国), 2-6, 6-3, 6-4
L・サファロバ(チェコ共和国) (9) ○-× M・ルチッチ, 6-2, 6-0
Y・シュウェドワ(カザフスタン) ○-× Y・ウィックマイヤー(ベルギー) (12), 6-2, 7-6 (7-2)
N・ペトロワ(ロシア) (13) ○-× J・クレイバス(アメリカ), 2-6, 7-6 (8-6), 6-2
M・イラコビッチ(ニュージーランド) (17) ○-× A・タチシュビリ(グルジア), 7-5, 6-3
G・ウォスコボエワ(カザフスタン) ○-× P・オルマエシェア, 6-2, 6-3
S・ボーゲル(スイス) ○-× L・フラデカ(チェコ共和国), 6-4, 6-4
A・ウズニアッキ(カナダ) ○-× B・ザーロバ・ストリツォバ, 7-6 (7-5), 6-2
今大会の優勝賞金は11万5000ドル。
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