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女子テニスツアーのBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、賞金総額205万ドル、クレー)は火曜日、シングルス1回戦残り9試合と2回戦2試合を行い、クルム伊達公子(日本)がL・サファロバ(チェコ共和国)との1回戦に登場したが、5-7, 2-6のストレートで敗れ、初戦突破とはいかなかった。
クルム伊達のサーブで始まったこの試合は、両者1度もブレークポイントを与えずにサービスキープが続く譲らない展開となったが、5-5からの第11ゲームでクルム伊達はこの日初めてのブレークをラブゲームでサファロバに許してしまい、続くゲームをサファロバがしっかりキープし、第1セットを47分で先取されてしまう。
第2セットは両者ブレークからのスタートとなるも、第4ゲームでサファロバがキープに成功し、クルム伊達は追いかける展開に。しかしクルム伊達は4回あった自身のサービスゲーム全てをブレークされてしまい2-5と大きくリードを奪われ、続く第8ゲームをキープしたサファロバが、1時間25分でクルム伊達を退け2回戦進出を決めた。
サファロバは第5シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)と2回戦で対戦する。今大会は上位8シード選手は1回戦が免除されているため、ヤンコビッチは2回戦が今大会の初戦となる。
この日行われた2回戦では、上位2シード選手が初戦に登場した。第2シードのF・スキアボーネ(イタリア)が予選勝者のC・マーケイル(アメリカ)を6-3, 6-1で、第7シードのM・シャラポワ(ロシア)がE・マカロバ(ロシア)を6-1, 6-1と、いずれも危なげなく倒し3回戦へ駒を進めた。
昨年の全仏オープン・チャンピオンのスキアボーネは、第1セットでは1度もマーケイルにブレークポイントを握らせない安定したストロークを見せ、マーケイルから1度ブレークを奪いそのセットを先取する。第2セットでも2度握られたブレークピンチを切り抜けたスキアボーネはマーケイルから3度のブレークに成功、わずか77分で一蹴して3回戦へ一番乗りを果たした。
「全て思った通りに行ったし、自信にも繋がった。とても暑くてコートが早かったから反応も俊敏にする必要があった。各ポイントで大声を出していたから、観客にとって最高の試合じゃなかったかも知れないけど、みんなの声援が大きな力にもなった。」と語るスキアボーネは、全仏へ向けて調子を上げていた。
シャラポワはこの試合通して80%近い確率で第1サーブを決め、そのうち73%で、第2サーブでも56%でポイントを獲得し、1度もマカロバにブレークを許さない完璧なテニスを見せた。一方のマカロバは4本のダブルフォルトを犯すなど自身のサービスゲームではわずか37%しかポイントが奪えず5度のブレークを許しわずか54分で敗退した。
先週のマドリッド大会ではフルセットでマカロバを下していたシャラポワは「マドリッドでは勝利した2試合がフルセットになってしまったから、今日はもっと早く試合を終わりにしたかった。エネルギーも十分だったし、それが下がることが無かった。最近はサーブに重点を置いて練習しているの。特にプレースメント。だから特にクレーの試合で今日のサーブの出来には満足している。」と試合を振り返っていた。
ベスト8入りを懸けて3回戦でスキアボーネは、D・ハンチュコバ(スロバキア)と主催者推薦のR・オプランディ(イタリア)の勝者と、シャラポワは第10シードのS・ペア(イスラエル)とA・クレイバノワ(ロシア)の勝者とそれぞれ対戦する。オプランディはこの日の1回戦で、第14シードのK・カネピ(エストニア)を7-5, 3-6, 6-1で、ペアもB・ヨバノフスキ(セルビア)を3-6, 6-0, 6-4で下しての勝ち上がり。
その他、この日行われた1回戦の結果は以下の通り。
A・ペトコビッチ(ドイツ) (12) ○-× M・キリレンコ(ロシア), 7-5, 6-1
B・マテック(アメリカ) ○-× F・ペネッタ(イタリア) (15) , 6-4,4-6,6-3
A・パブリュチェンコワ(ロシア) (16) ○-× C・シーパース(南アフリカ), 6-3, 7-5
A・ロディオノワ ○-× Y・シュウェドワ(カザフスタン), 6-4, 6-4
A・ブリアンティ(イタリア) ○-× 鄭潔(中国), 6-4, 7-5
S・エラーニ(イタリア) ○-× R・ビンチ(イタリア), 6-2, 1-0, 途中棄権
今大会の優勝賞金は36万ドル。
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