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女子テニスツアーのエストリル・オープン女子(ポルトガル/エストリル、賞金総額22万ドル、クレー)は土曜日に決勝戦を行い、A・メディーナ=ガリゲス(スペイン)がK・バロア(ドイツ)を6-1, 6-2のスコアで一蹴し、見事、タイトルを手にした。メディーナ=ガリゲスのWTAツアー優勝は2年ぶりのことで、優勝賞金として3万7000ドルを獲得した。
試合後、メディーナ=ガリゲスは「攻撃的なプレーができました。高さと深さを生かしたプレーができました。クリスティーナ(バロア)は自分のプレーができていなかったようです。彼女は非常に多彩なショットを繰り出す選手で、サーブアンドボレー、スライス、ドロップショットなどを混ぜてきますが、今日はそれらのショットに対応することができました。彼女はやや集中力に欠けているように見受けられました。」と話した。
「この1週間はいいプレーができたと思います。ラッキーな場面も何度かありました。例えば1回戦ではほぼ負けかけていましたから、みかけほど簡単な優勝ではありませんでした。またツアー10勝目を挙げることができてうれしいです。」
メディーナ=ガリゲスはツアー10勝のうち9勝を得意とするクレーでの優勝としている。
2カ月前には10大会連続で初戦敗退を喫し、世界ランキングを92位まで落としてしまっていたメディーナ=ガリゲスだったが、今大会では得意とするクレーコートで元トップ20選手の実力をみせた。メディーナ=ガリゲスの今週の失セットは0で、月曜日に発表される最新の世界ランキングではトップ50に復帰する予定だ。
またメディーナ=ガリゲスには、副賞としてスポンサーのオメガから腕時計が贈呈された。「最高の1週間でした。優勝できましたし、美しい時計もいただきました。これ以上のことはありません。」
一方、敗れたバロアは今大会絶好調で、今月上旬のファミリー・サークル・カップで準優勝を果たした第6シードのE・ヴェスニナ(ロシア)、そして第1シードのA・クレイバノワ(ロシア)を倒しての決勝進出だった。しかし決勝戦ではその勢いを発揮することはできなかった。
これでバロアのツアー決勝での戦績は0勝2敗となった。昨年5月にはストラスブールの大会で決勝まで進んだものの、M・シャラポワ(ロシア)に敗れて準優勝に終わっていた。
敗退後、バロアは「試合に集中できませんでした。決勝までは攻撃的なプレーができていました。スピン、スライス、ドロップショットをうまく混ぜることができていました。しかし今日は何をやってもだめでした。彼女のスピンボールは重く、クレーを得意としていました。どのポイントも楽には取らせてもらえませんでした。」と肩を落とした。
しかし先週の地元ドイツ・シュトゥットガルドで開催されたポルシェ・テニス・グランプリで他の4人のドイツ人選手とともに準々決勝に進み、プレミア大会では初のベスト8入りを決めていたバロアは、今大会での活躍で最新のランキングでは過去最高の65位にまで上昇する見込みだ。
バロアは「よい2週間でした。今日の結果にはがっかりしていますが、明日にでもなれば振り返って今大会の成績をうれしく思うでしょう。今大会ではいいテニスが何度かできました。決勝戦は早く忘れたいですが!」と話し、会場を笑わせた。
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