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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会10日目の1日、女子シングルス準々決勝2試合が行われ、第17シードのF・スキアボーネ(イタリア)が第3シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)を6-2, 6-3のストレートで下し、イタリア人女性選手としてオープン化以降初となる、グランドスラム準決勝進出を果たした。
「本当のことを言うと、自分が達成した歴史については理解していません。だけど大切なのは勝利そのものです。毎朝、毎日たくさん練習して、良い結果を手にすることが出来れば、良い気分になるものだと思います。」とスキアボーネは喜びを語っている。
キャリア初となるグランドスラム4強入りを果たしたスキアボーネは、準決勝で第5シードのE・デメンティエワ(ロシア)と対戦する。デメンティエワは、第19シードのN・ペトロワ(ロシア)を2-6, 6-2, 6-0のフルセットで下し、準優勝した2004年以来となるベスト4入りを果たしている。
29歳のスキアボーネは、これまでグランドスラムで3度のベスト8入りを経験しているが、準々決勝の壁を破ったことはなかった。さらにメジャー8強入りは2004年の全仏オープン以来のことであった。
キャリア初となるローランギャロスのセンターコートでの試合に臨んだスキアボーネは、落ち着いたグラウンドストロークで終始ウォズニアキを翻弄しリズムをつかませなかった。
試合後の会見でウォズニアキは「彼女は対戦するには難しい選手です。彼女はとてもスピンをかけてきますから。彼女はリズムを変えながらプレーしていました。典型的な女子のプレーとは違います。」と試合を振り返った。
第2セット第9ゲーム、スキアボーネはサーブ&ボレーを決めてマッチポイントとすると、最後はスマッシュを叩き込み勝利を手にすると、腕を突き上げラケットで歓声に応えると、コートにキスをした。
「彼女に簡単にプレーさせるチャンスを与えませんでした。長いボールと短いボールを織り交ぜて、ネットをとるようにしました。良いミックスだったと思います。」とスキアボーネは自らのパフォーマンスについてコメントした。
もう一方の準々決勝で、ペトロワとのロシア勢対決を制したデメンティエワは「とても満足しています。1日の休養で体調が良くして、準決勝で良いプレーが出来ると嬉しいです。とても難しい試合でした。誰にとっても簡単なシチュエーションではありませんでした。私達は二人とも少し怪我をしていましたから。」と試合を振り返った。
今大会の優勝賞金は112万ユーロ。
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