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男子シングルス第3シードとして出場するA・マレー(英国)。地元イギリスの期待を一身に背負うことは、プレッシャーではなく力になると語った。1930年代以来となる、地元イギリス勢のタイトル獲得のチャンスと思われることは重荷ではなく、強みであると、彼は考えている。
「ホームの観客の前でプレーすることは、どんなスポーツにとっても大きなアドバンテージだよ。多くの人がウィンブルドンでは違うといっている事が理解できない。サッカーだろうがバスケットボールだろうが、ホームコートは大きなアドバンテージだ。僕はテニスも同じように考えている。1万5000人が応援してくれるんだよ。」
と語るマレーだが、実際には6000万人ほどが期待を寄せることになる。地元ファンは大会初日に行われるR・フェデラー(スイス)とルー・イェンスン(台湾)のオープンにオープンニングマッチを見逃さないだろうが、それ以上に火曜日に予定されているマレーの初戦に注目するだろう。
また第1シードのR・ナダル(スペイン)の欠場が、マレーにとって有利に働くことは間違いない。両者は昨年の準々決勝で対戦しており、その時はマレーが負けていた。そしてマレーは、今年のタイトル争いの渦中にいることを承知している。
「去年に比べて、今年はグランドスラムに勝つ準備が出来ていると思う。僕にも勝つチャンスはあると思うけど、どんなに難しいか理解しているつもりだよ。「ラファがいないからアンディが決勝に行くのが簡単になった」と言うのは簡単だけど、僕自身は全くそう思っていない。チャンスはあると思う、だけど素晴らしいプレーが必要になるだろう。」
22歳のマレーに対する期待は、ウィンブルドンで4度のベスト4進出を果たしたT・ヘンマン(英国)の後継者として注目を集め始めた2年前から急速に大きくなっていた。それはマレーがランキングを上げるにつれ大きくなるだけでなく、昨年のUSオープンでの決勝進出や、今年の全仏オープンでの結果も大きく影響している。
またマレーは、R・フェデラーに勝ち越している数少ない選手の1人でもある。フェデラーとの対戦成績を6勝2敗としているマレーは、ここ最近は4連勝を果たしている。
マレーとの試合にいらいらすることはあるかと聞かれたフェデラーは「彼はとても良い」と笑顔で言うと、続けて「彼はとても才能があるし、見事な感覚もある。それに素晴らしい戦術家でもある。いつか彼はそれを証明するだろうといつも言っていたよ。僕の予想よりも時間がかかったのは残念だったね。彼は数年前には台頭してくると思っていたから、僕の予見は外れたみたいだ。だけど今、彼は全てが揃っているね。」と、マレーを評価している。
マレーは今季40勝6敗のツアー成績を上げており、4つの大会で優勝している。そのタイトルにはクイーンズ大会も含まれており、それは1938年のB・オースティン以来となる地元勢の優勝であった。
1936年のF・ペリー以来の地元勢の優勝に期待が高まる中、マレーは誰が何を期待しようと気にはならないことを強調した。
「それに対処できるかどうか。僕は過度な期待にも、新聞の記事にも、皆が何を言っているかも気にならない。何故なら最終日に僕が優勝しているかどうかに全く違いを生み出さないからさ。僕はそれに対処できるよ。」
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