男子テニスツアーのムチュア・マドリレーニャ・マスターズ・マドリッド（マドリッド/スペイン、賞金総額２２７万ユーロ、ハード）は１３日に、シングルス１回戦６試合が行われ、Ｍ・フィッシュ（アメリカ）が予選を勝ち上がったＳ・ダルシス（ベルギー）を6-1, 6-4のストレートで下し、２回戦進出を決めた。
地元勢として出場したＵＳオープンで、見事ベスト８入りを果たしたフィッシュは、その後約１ヶ月間のオフの間に、結婚式を挙げ新たな気持ちでこの日を迎えた。この試合では、その幸せを表すかのような好調ぶりで、ダルシスを１時間１０分で退け、初戦突破を果たした。２回戦では第１５シードのＲ・ガスケ（フランス）と対戦する。
Ｇ・シモン（フランス）はＩ・アンドレエフ（ロシア）に４度のマッチポイントを握られるも、4-6, 6-1, 7-6 (9-7)の逆転で下した他、Ｔ・ロブレド（スペイン）がＡ・セッピ（イタリア）に7-6 (7-5), 3-6, 6-3で競り勝ち、Ｍ・チリッチ（クロアチア）が予選を勝ち上がったＯ・ロクス（ベルギー）を6-3, 7-5のストレートで下し、それぞれ２回戦へ進んだ。
右肩の怪我を理由で大会直前で欠場を表明した、Ｍ・サフィン（ロシア）に代わってラッキー・ルーザーとして出場したＳ・ボレッリ（イタリア）は、その幸運を生かしＮ・アルマグロ（スペイン）を7-6 (7-4), 6-1で退け、Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国）もＲ・シュトラー（ドイツ）を6-1, 6-2で下し初戦突破を決めた。
今大会の第１シードは、全仏オープンとウィンブルドンと４大大会の２つを制して、ランキング１位の座に着いたＲ・ナダル（スペイン）で、第２シードはその１位の座を明け渡したＲ・フェデラー（スイス）。以下、第３シードがＮ・ジョコビッチ（セルビア）、第４シードがＡ・マレー（英国）、第５シードがＮ・ダビデンコ（ロシア）、第６シードがＤ・フェレール（スペイン）、第７シードがＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）、第８シードがＡ・ロディック（アメリカ）と続く、シード勢１６名は１回戦が免除されている。
１２日の日曜日にもシングルス１回戦２試合が行われており、Ｅ・ガルビス（ラトビア）がＮ・キーファー（ドイツ）を5-7, 6-4, 7-5で、Ｒ・シュティエパネック（チェコ共和国）がＪ・モナコ（アルゼンチン）を6-1, 6-1で倒し初戦突破を決めた。２回戦ではガルビスが第１シードのナダルと、シュティエパネックが第２シードのフェデラーと対戦する。
今大会の優勝賞金は３６万ユーロ。
（2008年10月14日13時07分）
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