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全仏オープン大会第11日目の4日、男子シングルス・トップハーフの準々決勝2試合が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)が第24シードのF・ゴンサレス(チリ)を2-6, 6-2, 6-3, 6-4で、地元勢のG・モンフィス(フランス)が第5シードのD・フェレール(スペイン)を6-3, 3-6, 6-3, 6-1でそれぞれ下し、準決勝へ進出した。
第1セットを4ゲーム連取で勝ち取ったゴンサレスは、直近の中国での勝利の再現かと思われたが、フェデラーに第2セットを奪われると、序盤の勢いを取り戻すことができなかった。
試合の展開についてフェデラーは、「第1セットで3回もブレークされると、第2セットに入っても嫌な印象がつきまとうから、今日の立ち直り方には満足している。その後は、しっかりと試合をコントロールをすることができた。」語った。
史上6人目の生涯グランドスラム達成を目指すロジャー・フェデラーは、「今まで、数多くのグランドスラムの準決勝を経験してきたけど、最後の4人に残ることはいつも嬉しい。本当に面白くなるからね。苦手と言われているパリでは、特にベストのプレーができるといいと思っている。ベスト4に入ること自体すごいことだけど、今年は今まで以上にタイトルを狙っているよ。だから、次の準決勝も勝ちたいね。」と語った。
グランドスラム12勝の王者の次なる相手は、一躍地元の期待を背負うことになった、ノーシードのモンフィスに決まった。4回戦でも、第28シードのI・リュビチッチ(クロアチア)を相手に番狂わせを演じたモンフィスは、フランス勢として2001年のS・グロージャン(フランス)以来のベスト4進出を果たした。オープン化以降で大会を制したフランス人は、25年前のY・ノア(フランス)しかいない。
モンフィスのここまでの活躍は、今季のこれまでとは全く対照的だ。ひざの故障のため、今季初めての試合が3月と出遅れたモンフィスは、今大会が始まるまで7大会しか出場しておらず、今季通算で5勝しかしていない。
しかし、今季の不調を吹き飛ばすようなプレーで第1セットを先取すると、第2セットこそフェレールの逆襲にあうが、第3セット始めにブレークに成功すると勢いを取り戻し、第4セットでは一気に5ゲームを連取し勝負を決めた。
現在世界ランキング59位のモンフィスは、これまで3回あったフェデラーとの対戦で、1セットすら取ったことがなく、今季は2敗を喫している。
もう一方の準決勝では、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。2年連続で準優勝に終わっているフェデラーは、今大会でのこの4年間の成績を22勝3敗としているが、負けは全てナダルの手によるもの。
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