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(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープンは第2日、ほとんどの試合がヒートポリシーによって順延される展開となる中、センターコートのナイトセッションで地元オーストラリア勢の試合を行い、男子第19シードのL・ヒューイット(オーストラリア)、女子ワイルドカードでの出場のA・モリック(オーストラリア)がそれぞれ勝利した。
ナイトセッション第1試合には、病気から苦難の末に復活してきたモリックが登場し、17歳の新鋭Y・チャン(台湾)を6-2, 7-6(4)のストレートで下した。
2年前の全豪ではベスト8に進出したモリックは、「以前はここに戻ってこられるかどうか分からなかった。だから、(勝ったときは)少し妙な感じがしたの。でも、少ししたら実感がわくようなものだと思うわ。1年半前には、再びラケットを握れるかどうかすら分からない状況だった。だから別の道も考えたけど、恐ろしかったわ。だから、今健康でいられることに感謝している。もう一度、高いランキングに復帰できるようなテニスをしたいと思っているの。」とコメントし、勝利の喜びを語った。
一方、全豪オープン初優勝を狙う地元スター選手のヒューイットは、ノーシードのM・ラッセル(アメリカ)に2セットを先取され、大苦戦を強いられる展開となった。しかし、満員の地元観衆の前で元王者の意地を見せて、3-6, 2-6, 6-3, 6-3, 6-3で逆転勝利を決めた。
「ラッセルには、これ以上ないほどにタフな試合をさせられたよ。彼も僕と同じで、決して諦めない人間だからね。初戦はもう少し簡単にいったほうがいいと思っていたんだけど、今日の試合で僕の精神力は2年前に決勝進出したときと同じくらいだと分かったよ。それもこれも、2セットダウンになったときにも応援してくれたファンのおかげさ。今日の試合では、いくつか異なることを試してみて、おかげで流れがよくなって、試合中に徐々に調子があがっていったと思う。」とヒューイットは初戦を振り返った。
その他の地元勢の試合では、女子でS・ストザー(オーストラリア)がK・ザコパロバ(チェコ共和国)に6-3, 6-1で快勝したが、N・プラット(オーストラリア)、S・ファーガソン(オーストラリア)はともに敗れ、初戦敗退に終わった。男子では、ワイルドカードのR・スミーツ(オーストラリア)が勝利したが、P・ルクザック(オーストラリア)、C・グシオネ(オーストラリア)は敗れた。
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