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(アラブ首長国連邦、ドバイ)
水曜日に行われたドバイ・デューティー・フリー女子オープン(賞金総額100万ドル、ティア2)の2回戦で、昨年覇者で第2シードのL・ダベンポート(アメリカ)はE・リホフツェーワ(ロシア)を6-0, 6-0で下す完璧な勝ち上がりを見せ、連覇へ向けて好スタートを切った。
キャリア通算700勝目が、自身4度目の「ダブルベーグル」となったダベンポートは、試合後のインタビューで「これまで何度もああいった状況から逆転される人を見てきているし、彼女(リホフツェーワ)も良い選手だから、ダラダラと試合を続けたくなかったの。」とコメントした。
現在ランキング3位のダベンポートは、続く準々決勝で、L・サファロバ(チェコ共和国)を6-4, 6-3を下したM・キリレンコ(ロシア)とベスト4入りをかけて戦う。キリレンコは1回戦で第5シードのN・ペトロワ(ロシア)を破り波に乗っている。両者は今年全豪オープンで初めて顔を合わせ、フルセットの接戦の末ダベンポートが勝っている。
今大会トップ・シードのA・モレスモ(フランス)もH・ナギョーバ(スロバキア)に6-3, 6-1で圧勝し、準々決勝へ駒を進めた。次の対戦相手はS・クズネツォワ(ロシア)で、彼女は第8シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)を3-6, 6-1, 7-5の逆転で退けてのベスト8入りとなっている。尚、モレスモとクズネツォワは昨年ウィンブルドンのダブルスでペアを組み決勝進出した仲。
モレスモは今シーズンここまで3大会連続優勝おり、先週ベルギーで行われたプロキシムス・ダイアモンド大会でも、決勝で地元の声援を受けるK・クレイステルス(ベルギー)を破り見事大会連覇を飾っている。モレスモは、今大会で決勝進出を果たすと、クレイステルスを抜いて一昨年の夏以来となる世界ランキング1位に復帰する。
3年のブランクの末コートに帰ってきた元女王のM・ヒンギス(スイス)も第6シードのA・ミスキナ(ロシア)を6-4, 6-3で下しベスト8入りを決めた。
「自分のカムバックが成功したことに驚いているかと質問してくる人がいるけど、もうこの大会はカムバックの大会ではないわ。もう復帰して5大会目だし、2度目の選手生活の真っ最中なのよ。今の私は特別な選手というより、皆と同じ。ただ皆私のテニスのことは知っているし、それでいいテニスをしなければ私が勝つまでよ。」と、ヒンギスは復帰後の快進撃に自信を深めている様子だった。
ヒンギスが次の試合で4強入りをかけて対戦するのはM・シャラポワ(ロシア)で、東レPPO準決勝に続き注目のカードが実現した。全世界が固唾を呑んで見守った東レPPOでの両者の初顔合わせでは、技で上を行くヒンギスが完勝した。尚、シャラポワは2回戦でV・ドゥシェヴィナ(ロシア)を6-1, 6-0と危なげなく下している。
第4シードのJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌも準々決勝へ駒を進めた。予選勝者のK・ボンダレンコ(ウクライナ)を6-4, 7-5で下している。同じく第7シードのF・スキアボーネ(イタリア)もS・スファール(チュニジア)を6-2, 6-3で倒し8強入りに成功し、エナン=アルデンヌとの準々決勝へ進出を決めた。スキアボーネはシドニーの大会の決勝でエナン=アルデンヌに逆転負けを喫している。
今大会の優勝賞金は15万9千ドル。
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