男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は4月30日、シングルス4回戦が行われ、第10シードの
L・ムセッティ(イタリア)が第6シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)を6-4, 6-2のストレートで下し、初のベスト8進出を果たした。この勝利でムセッティは自身初、イタリア人選手では史上6人目となる世界ランキングトップ10入りを決めた。
>>【動画】ムセッティがデ ミノーに勝利し8強入りを決めた瞬間<<>>大坂 なおみvsパリー 1ポイント速報<<>>メドベージェフ、ルードら マドリッドOP組合せ<<>>サバレンカ、シフィオンテクら マドリッドOP組合せ<<23歳で世界ランク11位のムセッティは同大会4年連続4度目の出場。最高成績は2022年のベスト16となっている。
今大会は初戦の2回戦で世界ランク51位の
T・M・エチェベリー(アルゼンチン)、3回戦で第17シードの
S・チチパス(ギリシャ)を下して4回戦に駒を進めた。
一方、世界ランク7位のデ ミノーは3回戦で第29シードの
D・シャポバロフ(カナダ)を下しての勝ち上がり。
両者は過去3度対戦しており、ムセッティから2勝1敗。直近では先月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)の準決勝で対戦し、ムセッティが逆転で勝利している。
4回戦の第1セット、ムセッティは第1ゲームでいきなりブレークに成功すると、自身のサービスゲームではブレークポイントを握られることなくキープを続け先行する。
続く第2セット、勢いに乗ったムセッティは2度のブレークに成功し1時間23分でベスト8進出を決めた。
この結果、ムセッティは次週更新される世界ランキングで初のトップ10入りを果たすこととなった。1973年に現在のランキング制度が導入されて以降、イタリア人選手としては史上6人目の快挙となる。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにムセッティのコメントを掲載している。
「(準々決勝進出は)驚きではない。むしろ自分自身に驚いている」
「モンテカルロの後、自分の中で何かが変わった。前向きな変化だ。これは長い間待ち望んでいたことだ。コート上で自分が何をすべきか、より確信を持てるようになった。もちろん負けることもあるが、今はトップ10の選手にふさわしい姿勢とメンタリティを持っているので、本当に嬉しい」
勝利したムセッティは準々決勝で、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク78位の
G・ディアロ(カナダ)と対戦する。ディアロは4回戦で第15シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を逆転で下しての勝ち上がり。
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