テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP/WTA1000)は28日、スペインとポルトガルで発生した大規模停電の影響で試合が中止となった。
>>【動画】停電が起きた瞬間の映像<<>>大坂 なおみvsマルチンコ 1ポイント速報<<>>内島 萌夏vsアレクサンドロワ 1ポイント速報<<>>内島 萌夏、サバレンカら マドリッドOP組合せ<<この日、スペインとポルトガルの一部地域で大規模な停電が発生。
これにより同大会では機械が自動的に判定を行うエレクトロニック・ライン・コール(電子線審)が使用不可能となり、試合が中断された。当初大会は復旧を目指していたが、現地28日の16時半頃にこの日予定されていた残りの全試合の中止が発表された。
停電が起きた際にすでに試合終盤だった女子シングルス4回戦、第7シードの
M・アンドレーワと世界ランク99位の
Y・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)の一戦は最後は機械判定を行わず主審がラインコールを行い試合を終え、アンドレーワが6-1, 6-4のストレートで勝利しベスト8進出を決めた。
また、女子シングルス4回戦で世界ランク42位の
B・ベンチッチ(スイス)を6-4, 6-2のストレートで破った第4シードの
C・ガウフ(アメリカ)は試合終了直後に停電が発生。女子テニス協会のWTAは公式サイトにガウフのコメントを掲載しており、ガウフは試合後にシャワーを浴びることができなかったと明かした。
「水道も動かないので、ウェットシートで体を拭いて、香水を吹きかけて、それで1日を終えるしかなかった。信号も動いていないから、ホテルに戻れないんじゃないかな」
「私たちがどれだけ電気に依存しているか、本当に信じられない。現実を直視させられる。電気が普及する前の人類のことも考えさせられる。本当に凄いよ」
なお、ガウフはその後自身のインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)で最初は車で移動したものの、信号が機能しない影響で1時間45分経ってもホテルにつかず、結局車を降り徒歩で移動したと報告している。
異例の事態に見舞われた大会だが、29日には試合が行われる予定となっている。
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