男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク23位のV・バチェロット(モナコ)は第1シードのC・アルカラス(スペイン)に4-6, 4-6のストレートで敗れ、敗退。モナコ人選手初の同大会決勝進出とはならなかったが試合後には「素晴らしい経験だった」と1週間を振り返った。
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27歳のバチェロットは昨年10月に行われたロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)で予選から出場し優勝という快挙を達成。当時は世界ランク204位だったが、これを機にトップ100の壁を突破し、現在は自己最高の23位を記録している。
モナコ国籍を持つバチェロットにとって今大会は大きな舞台。これまでは昨年あげた1回戦突破が最高成績だったが、今大会は1回戦で世界ランク71位のJ・セルンドロ(アルゼンチン)、2回戦では昨年準優勝者で第4シードのL・ムセッティ(イタリア)、3回戦で同74位のH・フルカチュ(ポーランド)、準々決勝で第5シードのA・デ ミノー(オーストラリア)を下して、モナコ人選手初のロレックス・モンテカルロ・マスターズベスト4に進出した。
一方、世界ランク1位のアルカラスは昨年大会優勝。今大会は2連覇を目指し出場しており、準々決勝では第8シードのA・ブブリク(カザフスタン)を破って4強入りした。
準決勝、バチェロットはファーストサービスが入ったときに70パーセントの確率でポイントを獲得したものの、セカンドサービス時は47パーセントと苦戦。4度のブレークポイントをアルカラスに握られると、3度ブレークを許し1時間24分で力尽きた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはバチェロットのコメントが掲載されている。
「素晴らしい大会だった。この思い出は一生忘れないだろう。ネットの向こう側にアルカラスがいたとはいえ、試合後に悔しさを感じられたことが嬉しいんだ。それは、自分がさらに上を目指している証だから。この大会の準決勝で、初めて彼(アルカラス)と対戦できたことは、僕にとって素晴らしい経験だった」
大会初の決勝進出を逃したバチェロットだが、次週の世界ランク更新では自己最高となるトップ20に入ることがほぼ確実となった。
「そもそもトップ20の話はしたくないん。だから当面は今のまま、これまでと同じことを続けていくつもりだ。でも、クレーコートシーズンがまだ始まったばかりなのは嬉しい。これから数ヵ月控えている素晴らしい大会を、ローラン・ギャロスまでずっと戦っていかなければならないからね」
「正直、もう証明すべきことはあまりないと思う。自分の居場所にいるからね。もちろん、今週の初めには、週末に準決勝に進んでいる自分の姿など想像もしていなかったよ。僕が望んでいるのはただ1つ、自分のホームコートでトップ選手たちと対戦し、彼らを苦しめて、何かを成し遂げることだけだった」
勝利したアルカラスは2年連続の決勝進出。2連覇をかけて第2シードのJ・シナー(イタリア)と対戦する。
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