疑惑の判定、証拠写真にファン騒然

ゲッティイメージズ
撮影するズべレフ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は27日、シングルス3回戦が行われ、第1シードのA・ズベレフ(ドイツ)が第28シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を2-6, 7-6 (7-3), 7-6 (7-0)の逆転で下し、5年連続8度目のベスト16進出を果たした。この試合の第2セット途中では、エレクトリック・ライン・コール(電子線審)の判定に対し、ズべレフが主審に何度もボール跡を確認してほしいと抗議するも判定は変わらず、ズべレフがボール跡の証拠写真を撮影する場面があった。

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問題の場面は、第1セットを落としたズベレフが、第2セットで5-4とし迎えたダビドビッチ フォキナのサービスゲームの1ポイント目のラリーで起こった。

ラリー中ズべレフのドロップショットをダビドビッチ フォキナがなんとか返球したボールがサイドラインを割ったかに見えたが、エレクトリック・ライン・コールはアウトの判定をせずズべレフがポイントを落とした。この判定に対し、ズべレフは主審にボール跡を確認して欲しいと懇願した。

ズべレフ「機械が壊れている!ボールの跡を見てくれ、降りてきて見るだけでいいんだ」

主審「アレクサンダー(ズベレフ)、機械がインと判断したら、チェックできないんだ」

ズべレフ「判断を覆すつもりはない、どうか降りてきてほしいだけなんだ」

主審「機械がインと判断したら、チェックできないんだ」

ズべレフ「判断を覆すつもりはない、どうか降りてきて、どうかお願いだから、ただ見てほしいんだ」

審判「アレクサンダー、機械の判断は君たち2人に同じなんだから」

ズべレフ「わかった、でも機械に間違いはあるよね?だってこのボールはこれだけアウトなんだから。これくらいじゃない、これだけアウトなんだ」

このやり取りの後、ズべレフはクレーコート上のボールの跡を撮影して、プレーを続行。なお、この行為がスポーツマンシップに反する行為としてズベレフは警告を取られている。

ズべレフはこのゲームを落としたが、次のサービスゲームでは冷静さを取り戻しキープをし、第2セットをタイブレークの末奪い返すと、ファイナルセットもタイブレークで奪い勝利している。

試合後、ズベレフはインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)に写真を公開。これを見たファンはSNS上で騒然。「明らかにアウト」「ラインの外側にあるラインに見える部分を機械がラインとして認識しているのではないか」といった声が上がっている。

また、女子テニスで世界ランク21位のD・ベキッチ(クロアチア)もこれに反応し「主審がこれを覆せないなんて狂気だ!」と自身のXに投稿している。


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(2025年4月28日11時59分)
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