全豪に続く2大会連続優勝

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大会初優勝のクレチコバ/ シニアコバ組(左から)
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は18日にダブルス決勝が行われ、第1シードのB・クレチコバ(チェコ)/ K・シニアコバ(チェコ)組がB・ハダッド=マイア(ブラジル)/ L・シゲムンド(ドイツ)組を6-1, 6-7(3-7), [10-7]のフルセットで破り、大会初優勝を飾った。

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現在ダブルスで世界ランク1位のシニアコバと同2位のクレチコバは、昨年全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制してウィリアムズ姉妹以来、史上2組目となるダブルスの生涯ゴールデンスラムを達成した。

今年1月の全豪オープンは決勝で青山修子/ 柴原瑛菜組を破って2連覇。今大会はそれ以来、約1ヶ月ぶりの大会出場となった。

クレチコバ/ シニアコバ組は今大会の準決勝で再び青山/ 柴原を6-4, 6-2のストレートで退けて、同大会では準優勝をおさめた2019年以来4年ぶりに決勝へ進出した。

一方、今大会で初めてペアを組んだハダッド=マイア/ シゲムンド組は準決勝で、加藤未唯/ A・スーチャディ(インドネシア)組を6-1, 6-2で破って決勝進出を決めた。

決勝戦、クレチコバ/ シニアコバ組は試合開始から4ゲームを連取。第7ゲームをラブゲームでブレークして第1セットを先取する。続く第2セットは中盤でブレークの奪い合いとなりタイブレークに突入すると、ハダッド=マイア/ シゲムンド組が3度ミニブレークに成功して1時間10分に及んだこのセットをものにして1セットオールとする。

迎えた10ポイント制のマッチタイブレーク、クレチコバ/ シニアコバ組はこの試合3度目のマッチポイントを決めきって、粘るハダッド=マイア/ シゲムンド組を振り切って大会初優勝を飾った。

優勝したクレチコバのコメントが大会公式サイトに掲載され、パートナーのシニアコバに対して「長い間、そして大成功をおさめたこの間、ペアを組んでプレーしてくれてありがとう」と感謝の言葉を口にした。

続けて「あなたと一緒にプレーできることが本当に幸せ。いつもストレスがたまるけど、それも楽しいわ」と笑顔で語った。

また決勝を戦ったハダッド=マイア/ シゲムンド組に向けて「初めてペアを組んでここまで勝ち上がったことは、本当に素晴らしい成果だと思う。もっとペアを続けて欲しいと思う、そしてまた大きな大会の決勝戦で素敵な試合をしましょう」とメッセージを送った。

クレチコバとシニアコバは、同ペアとして通算15度目のタイトルを獲得した。




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(2023年3月19日19時00分)
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