メド右足首負傷「痛み増した」

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ダニール・メドベージェフ
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男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は14日、シングルス4回戦が行われ、第5シードのD・メドベージェフが第12シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦。第2セットで右足首を捻り転倒するアクシデントに見舞われるも、6-7(5-7), 7-6(7-5), 7-5の逆転勝利で同大会で自身初のベスト8進出を決めた。

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27歳のメドベージェフは同大会に3年連続6度目の出場で、これまでの最高成績は2021年の4回戦進出。

今季、開幕戦となった1月のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)では4強入りしたものの、ここ2年連続で準優勝を飾っていた全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では3回戦敗退を喫した。

先月はABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、カタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)と3週連続の優勝を果たし、今大会に臨んでいる。

今大会のシード勢は1回戦免除のため、初戦となった2回戦では世界ランク48位のB・ナカシマ(アメリカ)を6-4, 6-3、3回戦は同85位のI・イヴァシカを6-2, 3-6, 6-1のフルセットで破り、2021年以来2年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。

メドベージェフとズべレフは過去に12度対戦し6勝6敗。直近では2021年のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)決勝で対戦しており、ズべレフが6-4, 6-4のストレート勝ちを収めている。

絶好調のメドベージェフと、怪我から復帰して徐々に調子を上げているズベレフの一戦は、両者譲らず第1セットはタイブレークにもつれ、ズベレフが先取する。

続く第2セット、第6ゲームでメドベージェフをアクシデントが襲う。30-40のブレークチャンスの場面、ロングラリーが続くなかメドベージェフは右足首を捻って転倒。メドベージェフは苦悶の表情を浮かべて立ち上がることができず、ズベレフも駆け寄る。

しばらくしてトレーナーと共にベンチに戻ったメドベージェフは、右足首にテーピングを施してコートに復帰。軽快なフットワークを見せ、第2セットをタイブレークの末に奪って1セットオールとする。

迎えたファイナルセット、メドベージェフが第3ゲームでブレークに成功。第10ゲームでマッチポイントを握るも決めきれず、逆にズベレフにブレークを許してゲームカウント5-5に。しかしズベレフは直後の第11ゲーム、メドベージェフにブレークチャンスを与えると自らのダブルフォルトでブレークを献上する。

メドベージェフはサービングフォーザマッチの第12ゲームをラブゲームで締め括って、3時間17分に及んだ熱戦を制した。

試合後のメドベージェフのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、右足首の負傷について言及した。

「(足首を)捻った時は、すぐ立ち上がれると思ったんだけどね。でもその後、痛みがどんどん増していったので『これはまずい』と思った。骨折はしていないけど靭帯を少し傷めた気がしたので、プレーは無理かなと思ったんだ」

「足首にテーピングをするのは人生で初めてだったけど、試してみることにした。意外だったのは、歩くより走る方がずっと楽だったこと。歩いているときは足を引きずっていたのに、元気に走れるようになったんだ」

「(試合を終えて)アドレナリンが下がるとかなり痛くなるので、おそらくスキャンをしてどんな状態かプレーを続けられるかどうかを確認するつもりだ」

メドベージェフは準々決勝で、第23シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。ダビドビッチ フォキナは同日に行われた3回戦で、予選勝者で世界ランク97位のC・ガリン(チリ)を6-3, 6-4のストレートで破っての勝ち上がり。

同日には男子シングルス4回戦の全試合が組まれ、ベスト8が出揃う。




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(2023年3月15日8時34分)
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