大坂なおみ 現在は父親がコーチ

ゲッティイメージズ
記者会見に臨んだ大坂
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニス協会のWTA公式サイトは1日、ムバダラ・シリコンバレー・クラシック(アメリカ/サンノゼ、ハード、WTA500)に出場する世界ランク41位の大坂なおみのコメントを掲載。コーチを務めたウィム・フィセッテ氏と別れて以降初の大会になることや、5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以来 約2カ月ぶりの公式戦出場について言及した。

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大坂は5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)で左足首(アキレス腱)を負傷。完治しないなかで出場した全仏オープンでは初戦敗退を喫してツアーから離れており、約2カ月ぶりの試合となる。

また、7月には2019年からコーチを務めていたフィセッテ氏との契約が終了。現在は2018年までメインコーチを務めてきた父親であるレオナルド氏を招へいしている。

ムバダラ・シリコンバレー・クラシックの会見に登場した大坂は「ウィムとは本当に良い時間だったし、彼は本当に素晴らしいコーチ。私たちは仲が悪かったわけではない。ただ、私には別のエネルギーが必要だと感じたし、同時に彼はとても野心的な人。私はけがをしていたし、彼もウィンブルドンには行きたかったんだと思う」と語った。

「だから、2つの異なる考え方があったということ。でも、彼は今でも本当にクールな男。だから、悪いことが起こっていないと確認することもできた」

「父を呼び戻したいと思ったのは、彼がいつも私に枠にとらわれない考え方をさせてくれるから。私が何か本当に悪いと思うときはいつも、物事は見かけよりもずっとポジティブだと気づかせてくれる。私がストレスを感じたとき、彼はダンスや何かを始めて私を元気にしてくれるの。彼がいると、子どもの頃を思い出す。今のところ、彼は私のメインコーチになるだろう」

今大会の1回戦では世界ランク51位のジャン・チンウェン(中国)と対戦する。19歳のジャンと大坂は初の顔合わせ。大坂は全仏オープン以来の試合についても思いを明かした。

「私はただ楽しみたい。そのことを頻繁に、基本的には昨年からのすべてのトーナメントで言っているけど、純粋に楽しむため。今朝、雨の中で練習しているときに父にもそれを言った。何年か前までは公共のコートで練習するために試合をしなければならなかった」

「今は、お金を払って私のプレーを見てくれる人がいてとても感謝している。子どものころには想像もつかなかったこと。ただ、楽しく、今に感謝し、精一杯みんなと関わっていこうと思っている」




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(2022年8月2日12時38分)
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