錦織 熱戦制し五輪3大会連続8強

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ベスト8進出を果たした錦織
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東京オリンピック(日本/東京、有明テニスの森、ハード)は28日、テニスの男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク69位の錦織圭が同66位のI・イヴァシカを7-6 (9-7),6-0のストレートで破り、オリンピック3大会連続のベスト8進出を果たした。

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この試合の序盤、錦織は強烈なリターンを放つイヴァシカに苦しみブレークチャンスを握られるもサービスゲームをキープ。しかし第3ゲームでドロップショットを放たれるなどペースを乱されると、最後はボレーを決め切れずブレークを許す。それでも直後の第4ゲームでは、イヴァシカのバックハンド側にボールを集めミスを誘い出しブレークバックに成功。

その後は互いにサービスゲームのキープが続くも、ゲームカウント4-4で迎えた第9ゲームではフォアハンドのミスを重ねて2度目のブレークを奪われ崖っぷちに。第10ゲームでイヴァシカのミスを突き土壇場でブレークバックするも、第11ゲームで再びブレークを許しまたも崖っぷちに追い込まれる。しかし、第12ゲームではフォアハンドウィナーを放ち再びブレークバックしてタイブレークに突入する。

タイブレークでは2本のセットポイントを握られるもこれをしのぎ獲得。第1セットを1時間22分で先取する。

第2セット、勢いを維持した錦織は第1・第3ゲームでブレークするとその後はポイントを獲得し声をあげるなど自身を鼓舞してサービスゲームのキープを続ける。フォアハンドウィナーを決めるなど最後まで集中力を切らさなかった錦織が熱線を制して勝利した。

今大会、1回戦で第5シードのA・ルブレフ、2回戦で世界ランク65位のM・ギロン(アメリカ)を下している錦織。準々決勝では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第16シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)のどちらかと対戦する。

錦織は2012年のロンドンオリンピック(イギリス/ロンドン、芝)で8強入りを果たすと、2016年のリオデジャネイロオリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では3位決定戦でR・ナダル(スペイン)を下し銅メダルを獲得している。

また、マクラクラン勉とのペアで出場しているダブルスでは同日行われる準々決勝で第1シードのN・メクティッチ(クロアチア)(クロアチア)/ M・パビッチ(クロアチア)組との対戦が予定されている。




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(2021年7月28日15時02分)
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