男子プロテニス協会のATP公式サイトは14日、17日に開幕するシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)のダブルス部門で試験的に導入される新ルールを発表した。
ダブルスツアーでは、今年4月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で試験的に新ルールを導入。今回のシンチ・チャンピオンシップではそのルール運用後の選手の反応などを踏まえ、新たにアップデートされたものとなる。
大きな変更となるのはショットクロックの時間で、ムチュア・マドリッド・オープンではポイント間の秒数が15秒だったが、今回は18秒に。チェンジコートの際は60秒で変わらず、40秒経った時点で主審からコールされる。
また、各ペアがセットに1度ずつ、チーム戦術の確認のためチェンジコートの時間を数十秒延長させることが可能に。「タイム・エクステンション」と呼ばれる新要素が加わり、より戦術の変化を観客に見せることが期待される。
そのほかはムチュア・マドリッド・オープンからのルールを継続。試合中の観客移動は原則可能で、ダブルスの試合は現地水曜日からスタート。シングルスに出場する選手もダブルス専門選手とペアを組み多くが出場することとになりそうだ。
シンチ・チャンピオンシップのトーナメント・ディレクターを務める
J・マレー(イギリス)はATP公式サイトでコメントを発表している。
「ATPが、ダブルスという商品パッケージを改善し、選手、ファン、トーナメント、ストリーミング、テレビ、放送局など、さまざまなステークホルダーにとってより価値のあるものにするための方法を試行錯誤し続けているのを見るのは、とてもエキサイティングなことだ。僕らはその一端を担えたことに興奮しているし、今週のクイーンズで観戦に来る選手やファンにとって、ポジティブな経験になることを願っている」
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