26日に開幕するテニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に出場する男子テニスで元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が25日に記者会見に登場。引退を示唆するなかで迎えた“最後の”全仏オープンに対する思いや現在の状態について語った。
>>錦織 圭、西岡 良仁、ダニエル 太郎、望月 慎太郎ら全仏OP組合せ<<>>大坂 なおみ、日比野 菜緒ら全仏OP組合せ<<前週まで行われたBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)では2回戦で
H・フルカチュ(ポーランド)に屈したナダル。今季限りでの引退を示唆しており最後の全仏オープンになる可能性がある。
全仏オープンでは史上最多となる14勝をあげ、マッチでは112勝3敗を記録。過去の敗戦は2009年の4回戦での
R・ソダーリン(スウェーデン)戦と、2015年と2021年の
N・ジョコビッチ(セルビア)戦のみという圧倒的な成績を残している。
そのナダルは今大会1回戦で第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。会見ではBNLイタリア国際での手応えとズベレフ戦への準備を語った。
「いろいろな面で進歩している。3、4週間前と比べると、間違いなく限界は少なくなっている。今週はいい練習ができているね。おそらくテニスに復帰して以来、多くの制限を受けることなく、適切な方法で走れるようになった最初の週だと思う。それが励みになっている」
「練習では、間違いなく上達した。特に動きの面で。だから、ローマで感じたような左右への走りの制限を感じなくなったんだ」
「ある意味、僕は100パーセントドアを閉めたくない。第1に、僕はテニスを楽しんでいる。第2に、僕は家族と一緒に旅をしている。彼らは楽しんでいるんだ。彼らとこのプロセスを共有することを楽しんでいる。そして3つ目は、多かれ少なかれ健康的なコンディションで、制限なくプレーするための適切な方法をまだ探りきれていないということだ」
ズベレフと対戦することに関しては「パーチス(ボードゲーム)をやっていたら、誰かがドローを教えてくれたんだ。ある意味、予想していたことだったね。シードでなければ、何が起こるかわからない。彼(ズベレフ)はローマで優勝しているし、マスターズ1000でもある。小さな大会ではないからね」
最後にナダルは全仏オープンへの感謝を述べた。
「ローラン・ギャロスに出場できることに感謝しているし、少なくともあと1回はここでプレーするチャンスを与えてくれる。最後かもしれないし、そうでないかもしれないね(笑)。最後のローラン・ギャロスになる可能性は高いけど、100パーセント最後のローラン・ギャロスになると言わなければならないなら、申し訳ないけど、何が起こるか予測できないから、そう言わないよ(笑)」
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