男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は14日、シングルス1回戦が行われ、第1シードの
J・シナー(イタリア)が世界ランク66位の
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)を6-3, 6-3のストレートで破り、先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でグランドスラム初制覇を達成した後の公式戦で初戦突破を果たした。
>>大坂 なおみvsプリスコバ 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ、シフィオンテクらドーハ組合せ<<22歳で世界ランク4位のシナーは先月の全豪オープンで四大大会初タイトルを獲得。準決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、決勝では
D・メドベージェフを下してトロフィーを掲げた。
それ以来の出場となった今大会の1回戦ではファン・デ・ザンスフルプと対戦。第1セット、開始からブレークチャンスを掴んだシナーは第5ゲーム、パッシングショットを決めブレークに成功する。その後も主導権を握ると第9ゲーム、長いラリーの末にファン・デ・ザンスフルプのミスを誘発し2度目のブレークを奪って先行する。
続く第2セット、第1ゲームで0-40とピンチを迎えるも怒涛の5ポイント連取でブレークポイントをセーブ。すると直後の第2ゲームでシナーがブレークに成功する。終盤となる第8ゲームでは2本のマッチポイントとなるブレークチャンスをものにできなかったもののサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームをラブゲームでキープし、1時間26分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載し「僕はモナコでたくさん練習してきたけど、ここに来てコートでの感覚を味わいたかった。本当に素晴らしい選手に勝利できてうれしい」とシナーは語った。
「グランドスラム王者としてプレーするのは少し違う。対戦相手が自分のことをより研究し、弱点を知られていると思って準備しなければならない。だからハードワークして準備を整えておかなければならないよ」
勝利したシナーは2回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク70位の
G・モンフィス(フランス)と対戦する。モンフィスは1回戦で予選を勝ち上がった同127位の
D・シャポバロフ(カナダ)を7-6 (7-4), 7-6 (7-5)のストレートで下しての勝ち上がり。
モンフィスとの2回戦についてシナーは「ガエルはとても危険な相手。どこで対戦しようが関係ないよ。間違いなくファンのお気に入りだろうけど、それも試合の一部であり、受け入れなければならない。僕たちの対戦は、いつも本当にタフだよ。1回戦の彼のプレーをいくつか見たけど本当にいい感じだね」と明かした。
同日には第2シードの
A・ルブレフ、第3シードの
H・ルーネ(デンマーク)、第5シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)、第6シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)らが2回戦に駒を進めた。
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