テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は11日に男子シングルス予選2回戦が行われ、世界ランク484位の
J・ミルマン(オーストラリア)は予選第14シードの
A・モルカン(スロバキア)に4-6, 3-6のストレートで敗れ予選決勝進出を逃すとともに、現役生活に幕を閉じた。
>>西岡 良仁、ダニエル 太郎、綿貫 陽介、ジョコビッチら全豪オープン組合せ<<>>大坂 なおみら全豪オープン組合せ<<34歳のミルマンは2006年にプロ転向後、2013年の全豪オープンで四大大会のシングルス本戦初出場。
その後は怪我に苦しんだものの、2015年7月にプロ転向から約9年の時を経て世界ランキングでトップ100入りを果たす。
2017年には鼠径部の手術を受け再び4ヵ月以上のツアー離脱を強いられるが、2018年4月にはガスプロム・ハンガリアン・オープン(ハンガリー/ブダペスト、レッドクレー、 ATP250)でツアー初の決勝進出を果たし準優勝。
そして同年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でベスト16まで勝ち進むと、4回戦では当時世界ランク2位の
R・フェデラー(スイス)を破る大番狂わせを演じ、自己最高となる四大大会ベスト8を記録した。
さらに2020年11月のアスタナ・オープン(カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP250)では悲願のツアー初優勝を成し遂げた。
そのミルマンは、昨年11月に今年のオーストラリアシーズンを最後に現役を引退すると発表。
そしてミルマンは自身最後の大会となる今回の全豪オープンに予選から出場し、予選1回戦では同216位のA・ジャンネッシ(イタリア)をストレートで破り予選2回戦に進んだ。
迎えた予選2回戦、ミルマンは第1セットで1ブレークを許し先行されると、第2セットでは第2ゲームから4ゲームを連取され苦しい展開に。それでもミルマンは、持ち味の最後まで諦めないプレーで第6ゲームと第8ゲームで2度ブレークを奪う。しかし最後は、第9ゲームでこのセット4度目のブレークを許し、1時間30分で敗れるとともに、現役生活最後の試合を終えた。
ミルマンは引退後、しばらくはテニスから離れクイーンズランド工科大学で学ぶと明かしているが、テニス界に戻ってくる可能性もあると語っている。
多くのファンに愛されたテニスプレーヤーがまた一人コートを去った。
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