母国ファンから大合唱、今季活躍を祝福

自身の名前入りのACミランユニフォーム持つシナー

画像提供：ゲッティイメージズ

男子テニスで世界ランク４位のＪ・シナー（イタリア）が２８日、イタリアのミラノで開催されたサッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグミランvsドルトムントの試合を観戦。スタジアム登場時にはサッカーファンから「ヤニック、ヤニック、シナー、シナー」と大合唱され今季活躍を祝福された。

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２２歳のシナーは今季、２月の南フランス・オープン（フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250）で今季初優勝を飾ると８月のナショナル・バンク・オープン（カナダ/トロント、ハード、ATP1000）では「ATP1000マスターズ」初優勝を成し遂げた。

また、世界ランクでも自己最高の４位をマークし、イタリア男子としては１９７６年のＡ・パネッタ（イタリア）に次ぐ２人目となる記録に到達。さらに今季はマッチ６４勝をあげイタリア男子として１シーズンにおける史上最多のマッチ勝利数をあげた。

終盤にかけては最終戦のNitto ATPファイナルズ（イタリア/トリノ、室内ハード）に出場。予選ラウンドロビンでＮ・ジョコビッチ（セルビア）を下すと、準決勝でＤ・メドベージェフを破り決勝に進出。最後はジョコビッチにリベンジを許したが、準優勝を果たした。

今季最後の大会となった国別対抗戦デビスカップファイナルズのファイナル８（スペイン/マラガ、室内ハード）ではイタリアのエースとして単複で活躍。準決勝でジョコビッチ擁するセルビアに勝利すると、決勝で昨年準優勝のオーストラリアを下し４７年ぶりのタイトルを母国にもたらした。

デビスカップの優勝から２日後、サッカーの最高峰の大会であるヨーロッパチャンピオンズリーグの観戦のためにACミランのホームスタジアムであるジュゼッペメアッツァを訪れたシナーはファンからの大合唱で出迎えられ、今季の活躍を祝福された。

サッカーの試合は１点ビハインドのホームミランが一時同点に追いついたものの、後半に２点を入れられ１－３で敗れている。