男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は17日、シングルスレッドグループ第3戦が行われ、第3シードの
D・メドベージェフは第2シードの
C・アルカラス(スペイン)に4-6, 4-6のストレートで敗れたものの、予選ラウンドロビンを2勝1敗でベスト4進出を果たした。メドベージェフは試合後に「今のところ、24時間もしないうちに準決勝がある」と述べた。
>>ジョコ、アルカラスら最終戦の組合せ・結果<<>>島袋 将vsナルディ 準決勝 1ポイント速報<<Nitto ATPファイナルズは今季の獲得ポイント上位8選手が出場するシーズン最後の大会。8選手が4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。
今大会、第1戦で第5シードの
A・ルブレフ、第2戦で第7シードの
A・ズベレフ(ドイツ)に勝利し、出場8選手のなかで第2戦終了後に唯一となる4強入りを決めて第3戦に臨んだ。
この試合の第1セット、第4ゲームで得た2度のブレークチャンスを活かせなかったメドベージェフ。第7ゲームでアルカラスに0-40とされブレークポイントを握られると最後はバックハンドのリターンエースを決められブレークされる。その後はブレークバックのチャンスを掴めず先行される。
続く第2セット、第3ゲームで2度のブレークポイントを握られたメドベージェフは強烈なフォアハンドショットなどで凌ぎキープ。その後はサービスキープが続くも第9ゲーム、アルカラスにブレークポイントを握られると最後はダブルフォルトを犯しブレークを許して1時間20分で力尽きた。
この結果、レッドグループはアルカラスが1位、メドベージェフが2位で4強入りすることとなった。
なお、準決勝ではアルカラスがグリーングループ2位で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と、メドベージェフがグリーングループ1位で第4シードの
J・シナー(イタリア)と対戦する。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにメドベージェフのコメントを掲載し「この試合に勝ちたかったのは確かだけど、そうはならなかった。今はこのことを早く忘れて、明日のことだけに集中しなければならない。今のところ、24時間もしないうちに試合がある。この部屋を出てから、明日はどうやってヤニック(シナー)に勝つかということだけを考えなければならない」と語った。
「自分では良いプレーができたと思うけどカルロス(アルカラス)に勝つには十分じゃないね。この試合に臨むにあたって言ったように、準決勝を戦う前の試合では負けたくないものだ。試合に負けるのは最高の気分じゃないしね。でも、今は明日に向けて気持ちを立て直さなくてはならない」
シナーについてメドベージェフは「今、彼は絶好調だ。結果がそれを証明している。彼は何でもできるよ。サーブ&ボレーもできるし、同時にベースラインに留まることもできる。ドロップショット、スライス、ダウン・ザ・ライン、クロス。彼はあらゆるショットができるし、だからこそトッププレーヤーなんだ」と言及した。
<Nitto ATPファイナルズの組合せ>
【グリーングループ】
1位 J・シナー:3勝0敗2位 N・ジョコビッチ:2勝1敗3位
H・ルーネ(デンマーク):1勝2敗
4位
H・フルカチュ(ポーランド) 0勝1敗
5位
S・チチパス(ギリシャ)(ギリシャ):0勝2敗
【レッドグループ】
1位 C・アルカラス:2勝1敗2位 D・メドベージェフ:2勝1敗3位 A・ズベレフ:2勝1敗
4位 A・ルブレフ:0勝3敗
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