男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は17日、シングルスレッドグループ第3戦が行われ、第7シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が第5シードの
A・ルブレフを6-4, 6-4のストレートで破り、予選ラウンドロビンを2勝1敗としたがベスト4進出とはならなかった。
>>ジョコ、アルカラスら最終戦の組合せ・結果<<>>島袋 将vsナルディ 準決勝 1ポイント速報<<Nitto ATPファイナルズは今季の獲得ポイント上位8選手が出場するシーズン最後の大会。8選手が4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。
ズベレフは第1戦で第2シードの
C・アルカラス(スペイン)に勝利するも第2戦では第3シードの
D・メドベージェフに敗れ1勝1敗としていた。しかし、この試合の前にアルカラスがメドベージェフからストレート勝ちを収めていたため決勝トーナメント進出の可能性が消滅した状態で第3戦に臨むこととなった。
この試合の第1セット、第2ゲームでブレークを許すも直後の第3ゲーム、強烈なバックハンドウイナーを決めるなどブレークバックのチャンスを得たズべレフ。最後はルブレフのボールがネットにかかりゲームカウント2-2に追いつく。そして終盤の第9ゲーム、粘りを見せたズべレフはルブレフのミスを誘発しブレークに成功。1時間1分の接戦の末に先行する。
続く第2セット、ズべレフは7本のサービスエースを決めファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得。ルブレフにブレークチャンスを与えず、自身は第7ゲームでブレークを奪い1時間41分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにズべレフのコメントを掲載し「この1週間をポジティブに振り返らないとね。アルカラスにも勝ったし、ルブレフにも勝ったんだ」と語った。
昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で負傷し今季復帰したズべレフ。序盤は思うような白星を重ねることはできなかったものの、徐々にツアーでの勝利そして優勝を飾り最終戦Nitto ATPファイナルズへの出場権を獲得した。
そのズべレフは「怪我をした後、世界の上位8選手の中に戻ってきて2勝できたことは大きな希望となった。来年に向けて、これまでと同じくらいやる気が出ているよ」と明かしている。
結果としてグリーングループはセット獲得を5勝3敗としたアルカラスが1位、4勝2敗としたメドベージェフが2位で4強入り。3選手が2勝1敗で並んだもののズべレフはセット獲得が4勝3敗だったため決勝トーナメント進出とはならなかった。
<Nitto ATPファイナルズの組合せ>
【グリーングループ】
1位 J・シナー(イタリア):3勝0敗2位 N・ジョコビッチ(セルビア):2勝1敗3位
H・ルーネ(デンマーク):1勝2敗
4位
H・フルカチュ(ポーランド) 0勝1敗
5位
S・チチパス(ギリシャ)(ギリシャ):0勝2敗
【レッドグループ】
1位 C・アルカラス:2勝1敗2位 D・メドベージェフ:2勝1敗3位 A・ズベレフ:2勝1敗
4位 A・ルブレフ:0勝3敗
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