男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は10日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク37位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が第3シードの
C・ルード(ノルウェー)を7-6 (7-4), 4-6, 7-6 (7-4)のフルセットで破り、大会初のベスト8進出を果たした。
>>【動画】ダビドビッチフォキナ 驚異の粘りからポイントにつなぐ<<>>アルカラス、メドベージェフらナショナルバンクOP組合せ<<24歳のダビドビッチ フォキナはナショナル・バンク・オープンに3度目の出場。過去2大会はいずれも1回戦で敗退していたが、今年は1回戦で
J・J・ウルフ(アメリカ)を下すと2回戦で第13シードの
A・ズベレフ(ドイツ)をストレートで下し16強に駒を進めていた。
3回戦、ダビドビッチ フォキナは序盤から攻撃的なテニスを展開し第1セットをタイブレークで獲得する。ここで雨天による悪天候で約1時間30分中断を挟む。
再開後第2セットを落としたダビドビッチ フォキナはファイナルセットも押し込まれ、第1ゲームでブレークを許し、ゲームカウント3-5とした第9ゲーム、自身のサービスゲームで0-30と敗北まであと2ポイントと追い込まれるが、そこからキープ。土壇場の第10ゲームでブレークしタイブレークに突入するとこれを制し、3時間3分の熱戦をものにした。
ダビドビッチ フォキナはこの試合でルードの32本を大きく上回る58本のウィナーを決めるなど終始攻撃的なプレーで攻め切った。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはダビドビッチ フォキナのコメントが掲載されている。
「どのポイントでも集中し続けたよ。彼(ルード)は試合を終わらせるサーブを持っていた(ファイナルセット第10ゲーム)けど、僕はどのポイントでも集中しあきらめないようにしたんだ。とてもタフだったね。プレッシャーのかかる長いラリーを戦った。最後ブレークできたときは、試合を終わらせるパワーを見せつけたよ」
「ATPマスターズ1000」で4度目となるベスト8進出を決めたダビドビッチ フォキナは準々決勝で世界ランク59位の
M・マクドナルド(アメリカ)と対戦する。マクドナルドは3回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した元世界ランク3位の
M・ラオニッチ(カナダ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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