国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

負傷と向き合うベレッティーニの覚悟

マッテオ・ベレッティーニ
マッテオ・ベレッティーニ
画像提供: ゲッティイメージズ
男子プロテニス協会のATP公式サイトは8日、世界ランク38位のM・ベレッティーニ(イタリア)のインタビューを掲載。負傷と隣り合わせの自身のプロキャリアや「全てを失った」と感じた瞬間、それでも前を向く強い思いを語った。

>>アルカラス、ダニエルらナショナルバンクOP組合せ<<

27歳のベレッティーニはこれまで7度のタイトルを獲得。2021年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では四大大会での最高成績となる準優勝を果たすなど、2022年には自己最高となる世界ランク6位を記録した。

しかし同時にキャリアを通じて腹筋の負傷に悩まされており、今シーズンも4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で3回戦に駒を進めたものの、腹筋のけがで棄権を余儀なくされた。

さらに、復帰戦となった6月のボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)では、得意とする芝サーフェスだったが、同胞のL・ソネゴ(イタリア)に1-6, 2-6と完敗。しかし、諦めることのなかったベレッティーニはそこから3週間後のウィンブルドン1回戦で再びソネゴと対戦した際、6-7 (5-7), 6-3, 7-6 (9-7), 6-3で勝利。リベンジを果たすとA・デ ミノー(オーストラリア)A・ズベレフ(ドイツ)を下し16強入りした。

ウィンブルドンでの復活劇についてベレッティーニは「まだ生きていると感じたよ」とコメント。

「生きていると感じることは、それが自分自身でいれることを意味する。自分のためにやっているのだから、他のことは何も考えていない。これが僕の好きなことなんだ。何度もけがをしたことで、僕は少しそれを失ってしまった。スポーツに対する喜びを失ったんだ。僕はすべてを失った。生きていると感じさせるものが無いんだからね」

また、モンテカルロでの腹筋の負傷に関してはこう振り返っている。

「モンテカルロはいろいろな意味で本当に厳しかった。2回戦までは楽しかったし、誕生日だったのにけがをしてしまった。信じられなかったよ。クレーシーズンのローマは、僕にとって本当に特別な大会なんだ。だから、あのときの負傷は本当にひどい気分になった」

ローマ出身のベレッティーニはモンテカルロでのけがでBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)を欠場。その後芝シーズンに入り復帰したボス・オープンも苦しい思い出となった。

「準備不足を感じたし、コート上では本当に悲しい気持ちになった。『これは終わりのない物語なんだ』って思ったね。すべてが暗く見えたんだ。昨年は新型コロナウイルスにかかり、ウィンブルドンを欠場した。再びプレーできるチャンスはないと思っていたくらいだ。ネガティブなことばかり考えていたよ」

しかしそこでベレッティーニは自身で考えを完結させることなく、ガールフレンドやチームに頼ることを選択。結果的にその選択が今年のウィンブルドンでのデ ミノーやズベレフの撃破に繋がった。

「彼ら(ガールフレンドやチームのメンバー)は僕が再び戦わなければならないような状況にしてくれたんだ。その瞬間はもう戦いたくなくなるんだけど、でも僕は戦い抜いた。それがターニングポイントになったと思う」

ウィンブルドンでは4回戦で世界ランク1位のC・アルカラス(スペイン)に屈した。アルカラスはその後決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)を破り優勝を飾ることとなる。ベレッティーニはアルカラスに6-3, 3-6, 3-6, 3-6の逆転で敗れるが、この敗北はボス・オープンとは一味違ったと明かした。

「カルロス(アルカラス)は本当にいい選手で、優勝に値すると思う。でも、僕はもっとうまくやれたと思うし、十分なテニスやトレーニングができなかった。もっとうまくやれたはずだと思いながらコートを後にするのは、数週間前の状態からしたら夢のようだった。フォアハンドでもバックハンドでも何でもいいから、コート上で何を改善できるかを考えられるんだから。負けたけど、喜びを感じた瞬間でもあったんだ」

ベレッティーニはその後ハードコートで練習を積みカナダへ渡り、現在はナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)に出場。1回戦で世界ランク58位のG・バレール(フランス)を6-4, 6-3のストレートで破り初戦を突破した。2回戦では第7シードのJ・シナー(イタリア)と顔を合わせる。

「いい気分だよ。連続して多くの大会に出場していなかったからね。また慣れてきた。長い間家を離れることで、ツアーに出るという感覚が薄れていたことを思い出したんだ。これが僕の仕事であり、好きなこと。自分が幸せだと感じることをするのが好きなんだ」

[PR]「男子テニスATPツアー マスターズ1000 トロント」をWOWOWオンデマンドでライブ配信

8/28~9/10 全米オープンテニス WOWOWで連日生放送!WOWOWオンデマンドでは日本人選手の試合を全試合ライブ配信予定


■WOWOWオンデマンドはこちら>




■関連ニュース

・錦織「痛みがひどくなった」
・錦織ら9名 救済措置使い全米へ
・ブーイングが原因で棄権の事態に

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング
(2023年8月9日12時52分)

その他のニュース

7月15日

世界16位が婚約を発表 (21時06分)

シャラポワに次ぐ快挙でトップ5入り (19時56分)

世界10位 負傷によりツアー離脱 (18時48分)

ダニエル太郎 世界493位に逆転負け (16時48分)

モンフィス×キリオス 複出場へ (14時45分)

【1ポイント速報】ダニエル太郎vsエルナンデス (14時20分)

シナー BIG4以外で初の大台到達 (13時53分)

日比野菜緒 ストレート負けで初戦敗退 (9時28分)

内島萌夏 5大会連続で初戦敗退 (8時13分)

ジョージ王子 日本企業のラケット使用  (6時05分)

7月14日

シナーとアルカラス 2強時代突入へ (20時47分)

望月慎太郎と坂本怜、自己最高位更新 (18時42分)

大坂なおみ 世界49位で日本勢トップ (18時41分)

宮澤紗希乃 ウィンブルドンU14優勝 (11時08分)

王者のプレーに「驚きない」 (8時47分)

シナー「一番誇りに思うのは…」 (7時40分)

3連覇逃すもライバルを祝福 (5時03分)

初Vシナー「夢のよう」 (4時15分)

シナー 逆転勝ちでウィンブルドン初V (3時24分)

【1ポイント速報】シナーvsアルカラス (1時16分)

徳田廉大 2週連続VでITF14勝目 (0時54分)

7月13日

小田凱人「耐えた」アウェーで逆転V (22時20分)

小田凱人 ウィンブルドン2度目V (21時29分)

【1ポイント速報】小田凱人vsヒューエット (19時02分)

惨敗「こんな展開になるなんて…」 (7時12分)

女王 母国メディアを非難 (6時02分)

決勝で完敗、涙の準V (2時28分)

衝撃の完封V「夢にも思わなかった」 (1時55分)

歴史的完勝でウィンブルドン初V (1時08分)

【動画】ダニエル太郎 逆転負け、最後のリターンはわずかにアウト (0時00分)

【1ポイント速報】シフィオンテクvsアニシモワ (0時00分)

7月12日

準V上地結衣「勝ちたかった」 (21時35分)

上地結衣 準Vで偉業逃す (20時50分)

【1ポイント速報】上地結衣vsワン (19時00分)

ジョコ 決勝はアルカラス有利と見解 (14時32分)

45歳 16ヵ月ぶりツアー復帰 (10時33分)

アルカラス「精神的有利はない」 (9時19分)

シナー「全仏後、かなり練習した」 (7時24分)

ジョコ敗退も「終わらせる気はない」 (6時05分)

ジョコ 8年ぶり決勝進出逃す (2時57分)

シナー、ジョコ破り初V王手 (2時55分)

【1ポイント速報】ウィンブルドン 男子準決勝 (0時53分)

アルカラス 熱戦制し3連覇に王手 (0時29分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!