男子テニスのムバダラ・シティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)は4日に雨天順延となっていたシングルス3回戦と準々決勝が行われ、第1シードの
T・フリッツ(アメリカ)が3回戦で第15シードの
A・マレー(イギリス)を6-7 (2-7), 6-3, 6-4の逆転で、準々決勝で世界ランク71位の
J・トンプソン(オーストラリア)を6-3, 6-3のストレートで下し、大会初のベスト4進出を果たした。
>>フリッツらシティOPの組合せ<<>>【動画】フリッツの激動の1日、マッチポイントの瞬間<<世界ランク9位のフリッツが同大会に出場するのは3年連続4度目。最高成績は昨年のベスト16進出となっている。
今大会は2回戦で予選勝者で世界ランク233位のZ・スワイダ(アメリカ)をストレートで下し、3回戦に駒を進めた。
この日フリッツは、まず雨天で順延となっていたマレーとの3回戦に登場。この試合の第1セットはタイブレークの末、マレーに先行される。
しかし続く第2セットでは序盤に3ゲーム連取に成功したフリッツがリードを守り切り1セットオールに追いつくと、ファイナルセットは終盤の第10ゲームでブレークポイントをものにしたフリッツが3時間2分の熱戦を制し準々決勝に進んだ。
そしてフリッツは3回戦終了後、約3時間後に再びコートに戻りトンプソンとの準々決勝に臨んだ。
ハードな日程となったフリッツだったが、準々決勝でも切れのいいプレーを披露し、ファーストサービス時に74パーセントの確率でポイントを獲得。トンプソンにブレークを一度も許さず、自身は3度のブレークに成功し1時間17分で大会初のベスト4進出を決めた。
男子プロテニス協会のATPは、この日合計で約4時間20分プレーしたフリッツの試合後のコメントを掲載した。
「この大会に来る前に、2,3週間たくさん練習をしてきた。この暑さの中でプレーするのは今シーズンの中で最も体力的に厳しいとわかっていたからね。でも1日に2試合、特に3時間の試合の後にもう1試合プレーするためのトレーニングや準備はしていなかったよ」
「今夜の第2試合ではアグレッシブにプレーすることができた。両セットとも早い段階でブレークに成功したんだけど、これは僕の戦略のようなもので、早い段階で全力を尽くしてブレークして、その後は落ち着いてサービスゲームに集中することができたよ」
厳しい日程を乗り越えたフリッツは準決勝で第12シードの
T・フリークスポール(オランダ)と対戦する。フリークスポールは準々決勝で第16シードの
J・J・ウルフ(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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