男子テニスのアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)は28日にシングルス準々決勝が行われ、世界ランク439位の
錦織圭は第1シードで同9位の
T・フリッツ(アメリカ)に4-6, 2-6のストレートで敗れ、約1年9ヵ月ぶりのツアー復帰大会でベスト4進出とはならなかった。試合後、錦織はWOWOWのインタビューに応じ「差は感じた」と語った。
>>【動画】錦織vsフリッツ 準々決勝ハイライト<<>>錦織、西岡らムバダラ・シティ・オープン組み合わせ<<33歳の錦織は、先月のカリビアン・オープン(プエルトリコ/パルマスデルマル、ハード、ATPチャレンジャー)で約1年8ヵ月ぶりに復帰し優勝した後、チャレンジャー2大会に出場した。
アトランタ・オープンにはプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用して世界ランク48位として出場。1回戦で世界ランク63位の
J・トンプソン(オーストラリア)、2回戦で同156位で18歳の
シャン・ジュンチェン(中国)を下し8強入りした。
世界ランク9位のフリッツとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、両者ともに質の高いサービスゲームを披露しブレークポイントを相手に与えなかったものの、終盤の第10ゲームで錦織がこの試合始めてセットポイントとなるブレークポイントをフリッツに与える。このワンチャンスをフリッツにものにされ錦織は先行される。
第1セット終了後、錦織はテーピングを巻いた左ひざ部分を治療するためメディカルタイムアウトを取得。
再開後の第2セット、第2ゲームでフリッツに攻め込まれた錦織はラリー戦からブレークポイントを凌ぎ切れず先にブレークを許す。その後第7ゲームでこの試合初めてブレークチャンスを手にしたがこれを決められずキープされると、ゲームカウント2-5で迎えた第8ゲームでとどめとなるブレークを奪われ力尽きた。
試合後のWOWOWのインタビューで錦織は「差は感じましたね。彼(フリッツ)の鋭いショットに耐えきれなかった部分があったので、自分もラリーしていて悪くはなかったですけど、全体的に押されていた感じはあったので、若干まだ差は感じました」と試合を振り返った。
膝については「様子見てですね。ちょっと痛みがあるので、連戦も続いてましたし、チームと相談して来週でるかは決めたいと思います」と述べた。
それでもツアー復帰大会での8強進出に「収穫はありました。良い選手に勝てたのと、自分のプレーもよくなってきてるので。今日はリターンを入れられなかったのと、サーブもあまり入っていなかったので簡単に負けちゃいましたけど、それでもいいプレーは随所にありましたし、差は感じましたけど、これから少しずつ(差を)埋めていきたいなと思います」と前向きに語った。
錦織は今後31日に開幕するムバダラ・シティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)に出場を予定しているが、出場するかは身体の状態をみて判断することになる。
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