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ヴィーナス転倒に「震えた」

ヴィーナス・ウィリアムズ、エリーナ・スイトリナ
転倒したヴィーナスを心配するスイトリナ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク76位のE・スイトリナ(ウクライナ)が5度の優勝を誇る同558位のV・ウィリアムズ(アメリカ)を6-4, 6-3のストレートで破り、2021年以来2年ぶり6度目の初戦突破を果たした。試合後、芝に取られて転倒したヴィーナスについて「大きな声を出していたから震え上がった」と述べている。

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昨年10月にG・モンフィス(フランス)との間に第一子を出産していたスイトリナはウィンブルドンに2年ぶり9度目の出場。最高成績は2019年に記録したベスト4進出となっている。

この日の序盤、元世界ランク1位のヴィーナスがネット際で転倒。右足を痛めたものの試合は続行される。それに対しスイトリナは28本のウイナーを決め、33本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立ったヴィーナスから5度のブレークに成功。自身は2度しか許さず、1時間32分で勝利した。

試合後の会見でスイトリナは「今日、センターコートでプレーできたことは私にとって特別だったわ。ヴィーナスのような偉大なチャンピオンと対戦できるなんて、これ以上ないくらい特別なこと。勝つことができて本当にうれしいわ」とコメント。

また、試合中にヴィーナスが芝に足を取られて負傷したことについては次のように語った。

「彼女が大きな声を出していたから、私は震え上がったわ。ある意味、本当にショックだった。だから、彼女がメディカル・タイムアウトを取らずに立ち上がれたことが本当にうれしかった。膝の状態をチェックして、そしてプレーを続けた。膝の怪我は本当にひどい怪我だから、悪くなくて本当によかった」

勝利したスイトリナは2回戦で第28シードのE・メルテンス(ベルギー)と対戦する。メルテンスは1回戦で予選勝者で世界ランク129位のV・フルカコワ(スロバキア)を7-6 (7-2), 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)、第4シードのJ・ペグラ(アメリカ)、第5シードのC・ガルシア(フランス)、第11シードのD・カサトキナらが2回戦に駒を進めている。

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(2023年7月4日16時13分)

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