男子テニスのEFG スイス・ オープン・グシュタード(スイス/グシュタード、レッドクレー、ATP250)は19日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク274位の
D・ティーム(オーストリア)が第7シードの
H・ガストン(フランス)を1-6, 6-1, 7-6 (9-7)の逆転で破り、2週連続の初戦突破を果たした。
元世界ランク3位のティームは前週のノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)では1回戦で世界ランク43位の
E・ルースブオリ(フィンランド)、2回戦で第4シードで同20位の
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を破り、昨年5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)以来となるツアー8強に駒を進めていた。
この日、序盤から5ゲーム連取を許したティームは昨年大会で準優勝のガストンに第1セットを先取される。それでも続く第2セットでは2度のブレークに成功。サービスゲームでは1度もブレークポイントを握られることなく、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、互いにサービスキープが続きタイブレークに突入。2度のマッチポイントを凌いだ2015年大会の王者ティームが2時間で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにティームのコメントを掲載し「いつも本当に難しい。第3セットのタイブレークは、とてもタフだったよ」と語った。
「最初の2セットは彼(ガストン)と僕の一方的な戦いだった。第3セットはブレークがなかったので、タイブレークで決めることになった。タイブレークでの決着はいつも五分五分なんだ。とても危なかったよ。勝てて本当にうれしいね」
「彼のプレーも素晴らしかった。昨年度のファイナリストなので苦労させられた。第2セットで最初のブレークをしたときから、少し緊張がほぐれたね。だんだん良いプレーができるようになり、最後にはそれが報われた」
勝利したティームは2回戦で世界ランク125位の
F・デルボニス(アルゼンチン)と対戦する。デルボニスは同91位の
M・イメル(スウェーデン)を6-4, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク63位の
J・ムナル(スペイン)、同64位の
R・ガスケ(フランス)らが2回戦に駒を進めている。
■関連ニュース
・錦織「またコイツに負けた」・男女の賞金格差 19歳が疑問・フェデラー 約25年ぶり圏外に■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング