18日に開幕する男子テニスのEFG スイス・ オープン・グシュタード(スイス/グシュタード、レッドクレー、ATP250)に第2シードして出場する世界ランク15位の
M・ベレッティーニ(イタリア)のインタビューが同大会の公式インスタグラムに掲載された。
28歳のベレッティーニは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でベスト4進出。しかし、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で4回戦敗退となると、その後は右手の負傷により同月に手術を行い、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を欠場した。
復帰戦となった6月のボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)とシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)では2週連続優勝を果たし、昨年準優勝となったウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に臨んだ。しかし、ウィンブルドンでは大会期間中に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで棄権した。EFG スイス・ オープン・グシュタードは約1カ月ぶりのツアー復帰となる。
同大会のインスタグラムでインタビューに応えたベレッティーニは大会の印象とかける思いを口にした。ベレッティーニは2018年に単複制覇し飛躍のシーズンとなった。
「ここにいるのはとても気持ちが良い。たくさんの良い思い出がある。2018年の大会でシングルスとダブルスでATPツアー初優勝を飾ったんだ。全てが始まったのがこの大会なんだと思う。グシュタードはとても素敵な街。この場所を改めて見て。ATPツアーの中でも最高の大会の1つだし、そこに自分がいることに喜びを感じている」
「常にタイトル獲得を目指している。特に弟と一緒にプレーしている時はね。厳しいものになるはずだけど、良いチームがたくさんあるからね。1回戦でソネゴとババソリのイタリアペアと対戦する。彼らは素晴らしい選手だし、良き友人でもあるんだ。だから、タフな試合になるだろう。2018年にここへ来る前は高い標高でプレーするのは好きではなかった。なぜならボールが高く弾むから。自分の強みを生かせないと思った。でもグシュタードへ来たらとても良いプレーができた。それから高い標高でプレーするのが好きになった。特にクレーでね。クレーで育ったし、クレーでプレーするのは本当に好きなんだ。僕はクレーコートのスペシャリストだとは言われないだろう。もし、人生で唯一の試合をしなければと言われたら、今はきっと芝を選ぶはず。でも、その次にここグシュタードがくるんだ」
今大会は上位4シードが1回戦免除のためベレッティーニは2回戦からの登場となる。初戦は世界ランク64位の
R・ガスケ(フランス)と同88位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)のどちらかと対戦する。
一方のダブルスでは弟のヤコポ・ベレッティーニとペアを組みワイルドカード(主催者推薦)で出場。1回戦で
L・ソネゴ(イタリア)/ A・ババソリ(イタリア)組と顔を合わせる。
今大会の第1シードは
C・ルード(ノルウェー)、第3シードは
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、第4シードは
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)、第5シードは
P・マルティネス(スペイン)、第6シードは
C・ガリン(チリ)、第7シードは
H・ガストン(フランス)、第8シードは
J・ソウサ(ポルトガル)。
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