テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は25日、男子シングルス2回戦が行われ、第6シードの
C・アルカラス(スペイン)が世界ランク44位の
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)を6-1, 6-7(7-9), 5-7, 7-6(7-2), 6-4のフルセットで破り、2年連続3回戦進出を果たした。試合後、アルカラスは「この瞬間を楽しもうと思った」と明かした。
>>全仏OP男子組合せ・結果<<>>全仏OP女子組合せ・結果<<世界ランク6位のアルカラスはこの日、2つのブレークから5ゲームを連取し、幸先よく第1セットを先行する。しかし、第2セットではタイブレークの末に1セットオールとされると、第3セットでは2度のブレークを奪われて、セットカウント1-2で逆転を許す。
第4セット、再び2度ブレークされ、第10ゲームでマッチポイントを握られたアルカラスだったが、これを凌いでブレークバックに成功。再びタイブレークに突入すると、今度は3つのミニブレークを奪ってセットカウントを2-2に。
勝負のファイナルセット、ブレークの奪い合いとなるも3度ブレークしたアルカラスが4時間半を超える激戦を制した。
試合後、ATPは同一戦を総括するアルカラスのコメントを公式サイトに掲載。次のように激闘を振り返っている。
「第4セットの終盤にマッチポイントを握られたとき、『あと1ポイントで負ける』という思いはあった。でも、ローラン・ギャロスにいるんだということを考えないようにしたんだ。この瞬間を楽しもうと思った」
「素晴らしい試合になることは分かっていたし、タフな試合になることも分かっていた。自分のレベルにはとても満足している」
「肉体的にも精神的にも、僕は強い。今日のような試合をする準備はいつでもできているよ」
勝利したアルカラスは3回戦で第27シードの
S・コルダ(アメリカ)と対戦する。コルダは2回戦で元世界ランク7位の
R・ガスケ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
なお、同日には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第5シードの
R・ナダル(スペイン)、第9シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第10シードの
C・ノリー(イギリス)、第15シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)、第18シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第23シードの
J・イズナー(アメリカ)らが3回戦に駒を進めた。
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