男子テニスのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)は5日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク67位の
錦織圭が第7シードの
C・ノリー(イギリス)を3-6,6-3,6-3の逆転で破り、2018年以来3年ぶり5度目のベスト8進出を果たした。
>>錦織らシティOP対戦表<<>>錦織 準々決勝 1ポイント速報<<この試合の序盤はストロークの打ち合いとなるも、第3ゲームで錦織が鋭いフォアハンドのリターンエースを放ちブレークに成功する。しかし、第4ゲームではボレーミスなどがありブレークチャンスを与えると、最後はバックハンドがネットにかかりブレークバックを許す。続く第6ゲーム、錦織は勢いに乗るノリーのフォアハンドを返し切れず再びブレークされ第1セットを落とした。
第2セット、依然主導権を握る左利きのノリーから放たれるサービスに苦しんだ錦織だったが、第8ゲームではフォアハンドのダウンザラインを決めブレークに成功しセットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセット、流れを掴んだ錦織は序盤から積極的に攻め込むと第3ゲームでは強烈なフォアハンドウィナーを叩き込みブレークチャンスを握ると、最後はリターンエースを放ちブレーク。直後の第4ゲームでブレークバックを許したものの、第5・第7ゲームでブレークを奪い、7月のミフェル・オープン(メキシコ/ロス カボス、ハード、 ATP250)でツアー初優勝を果たした好調のノリーを振り切った。
2015年以来6年ぶり2度目のシティ・オープン優勝を狙う錦織は準々決勝で第1シードの
R・ナダル(スペイン)と第14シードの
L・ハリス(南アフリカ)のどちらかと対戦する。
同日には第5シードの
J・シナー(イタリア)、第11シードの
J・ミルマン(オーストラリア)、世界ランク81位の
S・ジョンソン(アメリカ)らが8強へ駒を進めている。
一方、敗れた世界ランク29位のノリーは大会初のベスト8進出とはならなかった。
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