男子プロテニス協会のATPは28日に公式サイトで、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の「最も歴史・記憶に残る瞬間8つ」を特集した。
【YouTube】テニスコート付き貸別荘<Villa Blue 富士河口湖>に内山 靖崇と一泊>>YouTube テニス365チャンネル<<ウィンルドンは今シーズン、本来6月29日から開催予定だったが新型コロナウイルスの影響でオープン化以降初の中止となった。
1.ボルグとマッケンローの伝説の決勝から40年
1980年の同大会決勝、5連覇を狙う
B・ボルグ(スウェーデン)と勝てば四大大会初優勝となる当時21歳の
J・マッケンロー(アメリカ)が対決。試合はボルグが1-6, 7-5, 6-3, 6-7 (16-18), 8-6で勝利した。
セットを先取されたボルグだったが、第2・3セットを取り返す。第4セットでは7度のチャンピオンシップポイントを握るも取り切れず、22分かかったタイブレークの末に落とす。ファイナルセットの第14ゲームでボルグは、最後にバックハンドのパッシングショットを決めて死闘を制した。
2.1985年に最年少のチャンピオンが誕生
当時17歳だった
B・ベッカー(ドイツ)は1985年の同大会、ノーシードで出場。3・4回戦ではフルセット、準々決勝・準決勝では4セットで勝利して決勝へ進出した。
決勝では
K・カレン(アメリカ)に6-3, 6-7 (4-7), 7-6 (7-3), 6-4で勝利し史上最年少でタイトルを獲得。その後同大会では1988年から3連覇を達成した。
3.サンプラスの7度目の優勝の2000年
1993年から1995年、1997年から2000年で
P・サンプラス(アメリカ)は同大会合計7度の大会制覇。2000年の決勝では
P・ラフター(オーストラリア)に6-7 (10-12), 7-6 (7-5), 6-4, 6-2の逆転で勝利し、四大大会13度目のタイトル獲得となった。
2001年の4回戦では
R・フェデラー(スイス)にフルセットの末に惜敗。フェデラーは現在同大会で8度、グランドスラムで20度の優勝を記録している。
4.イバニセビッチの2001年の勝利
1992・1994・1998年で準優勝を飾っていた
G・イバニセビッチ(クロアチア)は、2001年の決勝でラフターに6-3, 3-6, 6-3, 2-6, 9-7の3日間にわたる大激闘の末に優勝。当時世界ランク125位だったイバニセビッチは、同大会歴代唯一のワイルドカードでチャンピオンとなった選手として名を残した。
5.ナダルがフェデラーを撃破した2008年
過去2年連続決勝でフェデラーに敗れていた
R・ナダル(スペイン)は同年に6-4, 6-4, 6-7 (5-7), 6-7 (8-10), 9-7の死闘の末に初制覇。4時間48分で勝利したナダルは初の世界ランク1位になることが決定し、さらに全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)と連続優勝を果たした史上初の選手となった。
敗れたフェデラーは同大会6連覇とはならず、芝コートでの連勝記録も65でストップした。
6.77年ぶりにイギリス人のマレーが優勝
2012年に準優勝したマレーは翌年の2013年に決勝でジョコビッチを下し大会初制覇。1936年以来77年ぶりにイギリス人として同大会のトロフィーを掲げた。
7.フェデラーが記録を更新
2017年にフェデラーが2012年以来5年ぶり8度目の優勝を果たす。2016年シーズンのフェデラーは膝の手術を行いツアーを離れており、見事復活。また当時35歳の勝利で大会歴代最年長優勝者となった。
8.史上最長の決勝
2019年の同大会決勝、
N・ジョコビッチ(セルビア)とフェデラーが激突。ファイナルセットまでもつれた死闘は新ルールによりゲームカウント12-12となった時点でタイブレークに。ジョコビッチがフェデラーの2度のチャンピオンシップポイントを凌いで勝利し5度目の優勝を飾ったこの試合は、4時間57分で同大会決勝歴代最長試合となった。
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