男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は2日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
R・フェデラー(スイス)が第10シードの
錦織圭を6-4, 6-4のストレートで下し、ベスト4進出を果たした。
>>フェデラーvsジョコ 1ポイント速報<<>>パリ・マスターズ対戦表<<この日、フェデラーは錦織に対してファーストサービスが入った時に97パーセントの高い確率でポイントを獲得する完璧なプレーを披露。ブレークチャンスを握られた時には絶妙なドロップボレーを決めるなどでピンチをしのぎ、1時間19分で勝利した。
男子テニス協会のATP公式サイトには「ストレートで勝てたこと、ブレークされなかったこと、安定したプレーができたことは本当に重要だったと思う」とフェデラーのコメントが掲載されている。
錦織については「圭はツアーでリターンが優れた選手の1人。もし自分のサービスゲームで攻めを許してしまったら、かなりの痛手になる。それを避けるとができたと思う」と述べている。
「明日の試合や次の大会だけでなく、自分のキャリアでのエネルギーをセーブできる。だから早い試合で勝つということは、より成功につながる。これまでのテニス人生でよくできていることだし、今日もそれができたのは最高だった」
準決勝では、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準々決勝で第5シードの
M・チリッチ(クロアチア)を逆転で破っての勝ち上がり。
フェデラーはジョコビッチと47度目の対戦で、22勝24敗と負け越している。
次戦に向けて「いいプレーがしたいし、勝ちたい。彼(ジョコビッチ)は今、絶好調なのは分かっている。だからタフな試合になるはず。自分は失うものはないと感じている」とフェデラーは意気込んでいる。
「ここのようなサーフェスが好き。インドアでのプレーも好き。明日も何かをやる準備はできていると思う。当然、いいテニスをしなければいけない。彼(ジョコビッチ)は守りが鉄壁だし、攻撃もうまい。今はとてもサービスが安定しているから。だから本当にタフになるはず」
両者の準決勝は、日本時間4日の0時30分(現地16時30分)以降に開始予定。
一方、フェデラーに敗れた錦織はNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)の出場権を自力で獲得する可能性が消滅した。
「フェデラーvsナダル ~史上最高のライバル~」
テニス史に残るライバル関係を築くフェデラーとナダル。世界中のファンを熱くさせた2008年ウィンブルドン決勝の歴史的名勝負、この世紀の一戦を振り返りつつ、今なおトップを走り続けるフェデラーとナダルのライバル関係を紐解くWOWOWのドキュメンタリー番組。
【放送予定】
11月3日(土)午後4:00~
■詳細・配信スケジュールはこちら>
■関連ニュース
・フェデラー「圭はギア上げた」・フェデラー 錦織は「欠かせない」・フェデラー来日「誇りに思う」■おすすめコンテンツ
・錦織掲示板・選手フォトギャラリー・世界ランキング・スコア速報