男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、ハード、ATP500)は23日、シングルス1回戦が行われ、第5シードの
錦織圭が世界ランク45位の
F・ティアフォー(アメリカ)を7-6 (7-3), 5-7, 6-2のフルセットで破り、辛くも初戦突破を果たした。
>>錦織らウィーン対戦表<<>>錦織2回戦 1ポイント速報<<エルステ・バンク・オープンに初出場の錦織は序盤から、今年2月のデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)でツアー初優勝を飾ったティアフォーの強打に苦戦。サービスキープが続く緊迫の中、ファーストサービスが入った時に84パーセントの高い確率でポイントを獲得すると、バックハンドのウィナーやネットプレーを決めるなどで第1セットを先取。
第2セットに入ると強烈なフォアハンドのストロークを放つ錦織が勢いに乗り、第1ゲームでブレークに成功。しかし、第10ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチではティアフォーにブレークバックを許すと第11・第12ゲームも連取され、セットカウント1-1に追いつかれる。
ファイナルセットは再び息を吹き返した錦織が第3ゲームでブレークすると、その後はポイントを取った際に「カモン!」と叫び自身を鼓舞。リードを守り、2時間を超える熱戦を制した。
2回戦では、世界ランク19位のK・カチャノフと同137位のD・ノヴァークの勝者と対戦する。
シード勢が勝ち進むと、準々決勝で第1シードの
D・ティーム(オーストリア)、準決勝で第3シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)か第7シードの
F・フォニーニ(イタリア)と顔を合わせる組み合わせ。
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