テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会10日目の5日、男子シングルス準々決勝が行われ、第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク55位の
J・ミルマン(オーストラリア)を6-3, 6-4, 6-4のストレートで下してベスト4進出を果たし、準決勝で第21シードの
錦織圭と対戦することが決まった。
>>錦織vsジョコ 1ポイント速報<<>>錦織ら全米OP対戦表<<>>大坂vsキーズ 1ポイント速報<<>>大坂ら全米OP対戦表<<ジョコビッチは会見で、錦織について「最高のバックハンドを持っている選手の1人。とても早い。ツアーで最も早い選手の1人。驚くようなフットワークを持っている」と述べた。
両者は17度目の対戦で、ジョコビッチの14勝2敗。現在錦織に13連勝している。今年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)準々決勝ではセットカウント3-1で錦織を振り切った。
「(ウインブルドンの)最初の2セットはタフな戦いだった。色んな大会で何度も対戦した。最大の敗戦は、2014年の全米オープン。準決勝だったはず。明らかに彼は、ここでプレーをすることが大好き。彼は
M・チリッチ(クロアチア)ととてもタフな試合をし、何とか勝利をものにした。それはとても素晴らしかった」
「彼はとても勤勉な選手として有名で、すごく努力している。才能もある。
M・チャン(アメリカ)もチームにいる。素晴らしいチーム。彼はテニス人生を通してけがにも苦しめられ、乗り越えてきた。彼にスイッチが入ったら、トップ10やトップ5の選手。大きな大会でも優勝しているし、グランドスラムの決勝の舞台にも立った経験もある。対戦成績は自分の方がいいのは確か」
ジョコビッチは、今年のウィンブルドンでタイトルを獲得。さらに前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で初優勝し、史上初となる「ATPマスターズ1000」全9大会制覇の『ゴールデン・マスターズ』を達成するなど勢いに乗っているが、錦織との準決勝は「ベースラインで戦うのなら、彼は早いプレーをするから、自分がベストなプレーをする必要がある。最初のポイントから警戒して臨まなければならない」と気を引き締めた。
現地7日に行われる両者の準決勝は、センターコートのアーサー・アッシュ・スタジアム第3試合に組まれ、日本時間8日の6時30分(現地7日の17時30分)以降に開始予定。
また、ジョコビッチと対戦したミルマンは4回戦で第2シードの
R・フェデラー(スイス)を破る金星をあげて四大大会初の8強入りを果たしていた。
「ミルマンのあんな試合を観たのは驚きだった。試合の後半しか観ていないけど、ロジャーはミスばかりだった。ミルマンは相手にミスをさせるようなプレーをする選手。彼(ミルマン)はほとんどミスをしないし、どんなボールも返球してくる。とてもコートが遅くなっている状況で、さらに彼は多くボールを返してきた」
「ある意味、戦術的にはバランスを取ることが必要だった。自分自身も辛抱強くプレーをした。こんな暑さの中で言うことは簡単だけど、実際行動にするのは難しかった」
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