男子テニスのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は10日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク27位の
S・チチパス(ギリシャ)が第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を3-6, 7-6 (13-11), 6-4の大逆転で破り、四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で初のベスト4進出を果たした。
>>錦織W&Sオープン対戦表<<>>錦織vsルブレフ 1ポイント速報<<>>ロジャーズ杯 対戦表<<今年4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)でツアー初の決勝進出、7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で四大大会初の16強入りなど頭角を現し始めていた19歳のチチパス。
今大会では2回戦で第7シードの
D・ティーム(オーストリア)、3回戦で第9シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、準々決勝では2本のマッチポイントを握られる崖っぷちから昨年覇者のズベレフを振り切った。
男子テニス協会のATPには「この歳でこんな成績が出せたことを誇りに思っている。予期していなかった。成績が出るのは、もっと時間がかかると思っていた。でも、ここまでの激しい練習があったから、驚くことではない。世界のトップ選手たちと戦えるプレーができると信じている。とても自信を感じている」と快進撃を見せるチチパスのコメントが掲載されている。
「ボールを返して、彼(ズベレフ)にプレーさせるようにしていた。(第2セットの)5-3で彼は集中力を欠いてミスをしていた。自分は正しいことをしてブレークできた。正しいプレーをして、賢いプレーをしただけ」
「地獄のようなタイブレークを戦った。本当に多くのポイントを戦ったし、何度もラリーがあった。とてもエキサイティングなタイブレークだった。ファイナルセットは、ファーストサービスの確率がちょっと気になっていた。僕はとても辛抱強くいた。それが最後に功を奏した」
準決勝では、今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で準優勝を飾った第4シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。
チチパスは「彼(アンダーソン)はハードコートでとてもタフな相手。ビッグサーブを持っているし、本当に危険な選手。とても攻撃的だし、早いタイミングでボールを打ってくる。だから、また多くを期待しないでコートへ向かいたい」と語った。
「常に冷静でいるように努めたい。明日彼は何本もエースを取り、サービスとリターンでプレッシャーをかけてくるだろう。この大会でまたいいプレーをする機会だし、さらにいいプレーをしたい。できる限りチャンスを活かせるように努力したい」
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