30日に開幕する男子テニスのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)は27日にシングルスの組み合わせを発表し、元世界ランク1位の
A・マレー(イギリス)は初戦で
M・マクドナルド(アメリカ)と対戦することが決まった。
>>錦織らシティOP対戦表<<>>錦織2回戦 1ポイント速報<<男子テニス協会のATPは28日にマレーを特集した。
現在、世界ランク838位まで後退しているマレーは公式戦での戦いを望んでおり「早くコートに立ってプレーしたい。かなり長い間ハードコートではプレーをしていない。最初の数ゲームを戦えば、その後は大丈夫なはず。今は実戦をこなしたいだけ。それを待ち遠しく思っている」と復活へ向け貪欲な姿勢を見せた。
マレーは今年1月に臀部の手術を受け6月に復帰したが、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は開幕前日に棄権を発表。今大会は今季3大会目の出場となる。
「どんどんよくなっていると感じている。長い間、試合から遠ざかっていると、試合感を取り戻すのには時間を要する。この1年でわずか3試合しかしていない。なるべくコートに立てるようにと努めている。それで1週間に2・3・4・5試合をこなしてどう感じるか見てみたい。それが大きなテスト。最近はかなりトレーニングをしていて、いい状態になっている。何試合も続けても、きっと大丈夫だと願っている」
復帰戦となった6月のフィーバー・ツリー・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)では2017年のウィンブルドン以来の実戦にもかかわらず、
N・キリオス(オーストラリア)とフルセットの激闘を演じた。
その後のネイチャー・バレー国際(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)では
S・ワウリンカ(スイス)を下して復帰後初勝利をあげた。
「芝のシーズンの時より、確実によくなっている。でも去年のインディアンウェルズ以来ハードコートではプレーしていない。かなり前のこと。体がどんな反応をするか見てみる必要がある。練習では、とてもいい感触を得ている」
1週間前、マレーは世界ランク839位まで落とし、かつてない最低のランキングになってしまった。マレーが初めてATPランキングに入ったのは15年前のちょうど今週で、その時は774位だった。それは、当時16歳のマレーがイギリスのマンチェスターのチャレンジャー大会でベスト8入りを果たしての結果だった。それでもマレーは、ランキングは気にしていないと言う。
「シーズンが終わるまで健康でいたい。それができれば、もっと試合に勝てるはずだし、ランキングも上がるはず。体が万全であれば、ランキングのことはあまり気にならない。試合に勝ちたいし、世界のトップ選手たちと戦いたい。早く体作りができたらと思っている。それが今からシーズンが終わるまでの目標で、2019年のシーズンをいい状態でスタートさせる準備になればと願っている」
マレーは今大会の1回戦に勝利すると、2回戦では第4シードの
K・エドモンド(イギリス)と顔を合わせる。同胞のエドモンドにはネイチャー・バレー国際の2回戦で敗れている。
「ここへ来るのを楽しみにしていた。綺麗な街。多くのことをエンジョイできる。大会も素晴らしい歴史がある。ここの環境は好きだし、夏のシーズンへ向けていい調整になるはず。残念ながら最後に出場した時は、いい結果を出せなかった。最初の試合で厳しい敗戦を味わった。だから今回はもうちょっと試合をしたいと思っている」
日本勢では第7シードの
錦織圭が1回戦免除のため2回戦からの登場。元世界ランク3位のワウリンカと予選勝者のどちらかと対戦する。
杉田祐一は予選勝者、
綿貫陽介は予選決勝へ駒を進めている。
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