グランドスラム(四大大会)第3戦のウィンブルドンテニス(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)が、いよいよ7月2日(月)に開幕する。WOWOWではミドルサンデーの8日(日)を除き、15日(日)まで、テニスの聖地で繰り広げられる感動と興奮の熱戦を連日生中継する。
サーフェスはグランドスラムの中で唯一の芝で、球足が速くバウンドが低い。そのためサーブの重要性が高く、勝負どころでいかにうまくネットプレーを駆使できるかが勝負のポイントとなる。
今大会は第24シードとして臨み、男子シングルス1回戦でC・ハリソン(アメリカ)と対戦する
錦織圭にWOWOWが独占インタビューを行った。
今大会について「楽しみです。この大会は、他のサーフェスとは違ったテニスをしなければいけませんし、そういった意味で自分を成長させてくれる大会でもあります。まだまだ勉強しなければいけないサーフェスでもあるので、楽しみな気持ちももちろんありますし、同時に自信が100%あるかと言えばそうでもないので、挑戦できる大会として毎年楽しんでいます」
10年前のウィンブルドンから錦織のグランドスラムの挑戦が始まった。10年という月日は「長い道のりではありますが、いろんなことを学んで今に至るので、いろんなケガもありましたし、いい結果も出ました。波のある10年ではありましたが、順調に成長できていると思います」と前向きに話した。
1回戦で対戦するハリソンについては「ストロークがうまいです。ストローカーです。あまりネットに出てこないタイプで、フォアもバックもフラットなので芝で勝ち上がってきたのかと思います」とコメントした。
今年1月に右手首のけがから復帰した錦織。けがについて「手首は今のところ大丈夫です。テニスの調子も問題なく良くなってきています」と現在の状況を語った。
芝での戦い方は「やっぱり球足が速いので、急に食い込んで来たり、打点が遅れてしまったり、前に出ないといけない場面も増えてくるので、いつもより攻撃的にプレーしたい気持ちはあります」
球足が速くなる芝ではビッグサーバーが有利になり、リターンが他のサーフェスより一層難しいものになる。
「芝の場合はさらに重心を低くしなくてはいけないです。打点が上で打つことは少ないので、特にファーストサーブの時などは重心をすごく低くして、速いファーストでもできるだけ下から上に振りぬくように、多少スピンをするように意識しています」
サービスのフォームで変化をつけた錦織は、「フォームを変えた時に、足を動かさない方が打ちやすかったので、何かのためというより、打ちやすかったので。テニスを始めたころから、動かしていたので時間はかかりましたけど。今はしっくりきています」とコメントした。
さらにひじの位置を気を付けていることについては「フォームを改善するにあたって、何が原因かはわかりませんが、手首になるべく負担がかからないようにはしたいので、それでサーブを変えるというのが一つの案ではあったので、そこはすごく意識しています」と話した。
錦織は開幕前に今大会に第5シードで出場する
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と練習を行った。「(デル=ポトロと)結構やりますね。僕のコーチがアルゼンチン人なので、アルゼンチンの選手と練習することは多いです」
続けて練習相手の決め方について「9割コーチです。たまに僕が誰かと練習したいということもありますが、コーチが全部決めるのでそんなにぼくの意見はないです」とコメント。
また、
F・ロペス(スペイン)が今大会で
R・フェデラー(スイス)を抜いて、グランドスラム最多連続出場回数を66度に記録を塗り替えた。
「信じられないですね。ケガで休む選手がほとんどなので、1回でも出られなくてもおかしくないのですが、彼はビッグサーバーであまりいないようなバックのスライスが主なので、ネットへの出方はほかの選手よりもうまいのかなと思います」とロペスの偉業を称えた。
最後に「今週は結構いい練習ができて、自信は付いてきています。いい結果が出るように頑張ります」と今大会への意気込みを語った。
いよいよ、ウィンブルドンテニス開幕!WOWOWにて連日生中継。
第1日は無料放送。外出先でもオンデマンド配信で楽しめる!
【配信予定】
2018年7月2日(月)~7月15日(日)
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