テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日、男子シングルス準々決勝が行われ、第20シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は世界ランク72位の
M・チェッキナート(イタリア)に3-6, 6-7 (4-7), 6-1, 6-7 (11-13)で敗れ、2年ぶりのベスト4進出とはならなかった。試合後の会見では「今はテニスのことを考えたくない」と落胆した。
>>全仏OP対戦表<<2016年の全仏オープンを制している元世界ランク1位のジョコビッチは、この日チェッキナートの鋭いストロークと絶妙なタイミングのドロップショットに苦戦。第2セットの第12ゲームでは3本のセットポイントを逃した。
その後、第3セットを取り第4セットでは先にブレークしたが、チェッキナートの粘りに屈してタイブレークへ突入。ジョコビッチはチェッキナートのマッチポイントで鮮やかなドロップボレーを決めて場内を沸かせたが、3時間26分で準々決勝敗退となった。
「彼(チェッキナート)は素晴らしいプレーをしていた。勝者に値するし、祝福したい。自分は出だしから問題があった。体が温まってからはよくなった。第4セットで4ー1とリードした優位な状況を活かせず、ブレークポイントをものにできなかった」
ノーシードから四大大会初のベスト4進出の快進撃を見せるチェッキナートへ「準決勝進出は素晴らしい結果。彼は大きなスタジアムでのプレーや大舞台からのプレッシャーを感じていないように思う。大事な場面でも冷静に対処していた」と称賛した。
「最高の瞬間を共有した選手とバグすることに辛いと思うことはない。勝利に値するのが、今日はマルコだった。彼のことはよく知っている。素晴らしい選手。他の選手も見習うべき。それとは逆に、コートを離れると受け入れるのは辛い」
今年1月に右肘のけがか復帰したジョコビッチは、5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)で
錦織圭らを下して今季初の4強入りを果たすなど、かつての力を取り戻していた。
「グランドスラムでの敗戦は、どれも難しい。何カ月もトレーニングして臨んでいたから。挽回できるチャンスはあった。けど、そうはならなかった。これが現実」
一方、勝利したチェッキナートは、準決勝で第7シードの
D・ティーム(オーストリア)と対戦する。ティームは準々決勝で第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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【放送予定】
2018年5月27日(日)~6月10日(日)
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