テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク70位の
M・マーテラー(ドイツ)を6-3, 6-2, 7-6 (7-4)のストレートで下してベスト8進出を果たし、史上5人目となるシングルスの通算勝利数900を達成した。
>>ズベレフvsティーム 1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<この日、世界ランク1位のナダルは第1セットの第1ゲームでブレークを許す展開から2セットアップとする。第3セットは第4ゲームでマーテラーの強打に苦しみブレークされたが、タイブレークの末に2時間30分で勝利した。
「前向きにとらえられる試合だった。試合をもっと早く終わらせるための大切な瞬間があったけど、それを取りきれなかった。何度かサービスでミスをしてしまい、厳しいセットになってしまった。攻撃的なテニスをする上で足が止まってしまった。すると、そのセットはどちらに転んでもおかしくないものになってしまった。彼(マーテラー)は素晴らしい選手」
「今日は大切なテストだった。準々決勝へ進めたから、最大のテストは次の試合。1日1日を大切にしたい。気にしているのは、次の試合も100パーセントで臨めるか。それが目標。それができて、高い集中と正しいレベルでプレーできたら、タフな試合になっても先へ進むチャンスがあると信じている。でも、それは毎日のこと。コートへ行き、勝ったり負けたり。準備をするだけ」
準々決勝では、第11シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦する。シュワルツマンは4回戦で第6シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)を2セットダウンから大逆転で破っている。
ナダルは「彼(シュワルツマン)とは自分のアカデミーで45分練習しただけ。でも、もう招待するのはやめる。なぜなら、彼はそこで練習するとさらに強くなるからね」と会見で笑いを誘った。
続けて「こうして彼をこのステージで見れるのはうれしい。これが彼の2度目のグランドスラム8強。彼はいい状態にいるようだし、自分のプレーもこれまでのようにうまくいってほしい。お互いしっかり準備して戦いたい」と意気込んだ。
シングルスの通算勝利数900を達成したナダルへ、記者は「難しいとは思うが、本当に重要だった勝利をあげるとしたら?」と質問した。
「いくつかある。2004年のデビスカップは、その1つ。
G・コリア(アルゼンチン)と対戦したローマの決勝、あれは特別。それから、2008年のウィンブルドン、2009年の全豪オープン。2010年の全仏オープンもそうだし、2010年の全米オープンも。多くの試合が大事。2013年も、とても動きのあったシーズンだった。去年の全仏オープンは、心に残っている」
一方、ナダルに敗れた22歳のマーテラーは1回戦で
R・ハリソン(アメリカ)、2回戦で第24シードの
D・シャポバロフ(カナダ)、3回戦で
J・ゾップ(エストニア)を破り、四大大会初のベスト16進出を果たしていた。
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【放送予定】
2018年5月27日(日)~6月10日(日)
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