男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は30日、シングルス準決勝が行われ、第5シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)は第14シードの
J・イズナー(アメリカ)に1-6, 6-7 (2-7)のストレートで敗れ、決勝進出とはならなかった。
今年のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で「ATPマスターズ1000」初優勝を果たしたデル=ポトロは、この日イズナーの強打に押されて第1セットを落とす。
第2セットに入るとフォアハンドのウィナーやリターンエースを放ったデル=ポトロが徐々に本来の力を取り戻した。第9ゲームではドロップショットを決めてサービスキープに成功すると雄叫びをあげて自身を鼓舞し、会場を沸かせた。
しかし、タイブレークでも攻撃的なプレーを貫くイズナーにポイント連取を許し、今季初優勝を飾ったアビエルト・ メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)からの連勝記録は15でストップした。
男子プロテニス協会のATPには、デル=ポトロのコメントが掲載されている。
デル=ポトロは「いいプレーはできた。最高の大会だった。今日の試合はジョン(イズナー)が勝者に値する。信じられないサービスを打っていた。タイブレークでは最高のテニスをしていた。今日の彼は良すぎた」とイズナーに脱帽。
「彼は自分よりいいサービスを打っていた。今日のようなプレーをされたら、ツアーで最もタフな選手の1人。ほとんどの選手がリターンをすることができないだろう。常にエースを取っていた。今日は彼の方が、いいプレーをしていた」
手首のけがでツアーから離脱したこと影響で、2016年2月には世界ランク1,045位まで下げたデル=ポトロは、現在最高のテニスを見せている。
「コートに立つと、テニスがしたくて仕方ない。ファンからも多くの愛情をもらった。今日はジョンが素晴らしいプレーをしていた。何もすることができなかった」
「いい休暇が取れそう。1週間か、もうちょっと。それは体調次第だと思う。今は家に帰りたい。故郷のタンディルに帰ってバーベキューしたり、家族や友人と共に過ごして、しばらくはテニスの話をせずに過ごしたい」
一方、今季5大会初戦敗退の不調から一変して「ATPマスターズ1000」初優勝に王手をかけたイズナーは、決勝で第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準決勝で第16シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
【放送予定】 2018年3月21日(水・祝)~4月1日(日)
■詳細・配信スケジュールはこちら>
■関連ニュース
・「こっち見ろ」と相手に怒り・嘩腰キリオス「ケチな奴」・終盤で口論「あれは父親」■おすすめコンテンツ
・錦織掲示板・選手フォトギャラリー・世界ランキング・スコア速報