男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、 ハード、ATP1000)は18日、シングルス決勝が行われ、第6シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が第1シードの
R・フェデラー(スイス)との死闘を6-4, 6-7 (8-10), 7-6 (7-2)のフルセットで制し、四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で初優勝を果たした。
>>大坂vsセリーナ 1ポイント速報<<決勝戦、デル=ポトロは第1セットを先取すると、第2セットのタイブレークでは3-6から巻き返してマッチポイントを握る。しかし、フォアハンドのミスをするとフェデラーに挽回を許し、セットカウント1-1に追いつかれる。
ファイナルセットの第10ゲームではフェデラーに3本のマッチポイントを与えるも、そこから再び息を吹き返したデル=ポトロがブレークバックに成功。その後はタイブレークの末に4度目の「ATPマスターズ1000」決勝の舞台で初優勝を決め、キャリア通算22勝目をあげた。アルゼンチン勢でBNPパリバ・オープンを制したのは、デル=ポトロが初。
2009年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制している元世界ランク4位のデル=ポトロは2016年に手首のけがから復帰。同年のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で銀メダルを獲得すると、国別対抗戦デビスカップ決勝(クロアチア/ザグレブ、ハード)ではシングルス2勝をあげてアルゼンチンの初優勝に貢献した。
昨年はイントゥルム・ストックホルム・オープン(ストックホルム/スウェーデン、 ハード、ATP250)で2連覇、今年はアビエルト・ メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)で優勝した。
一方、世界ランク1位のフェデラーは今季初の敗戦を喫して連勝記録が17でストップし、2連覇と6度目の優勝を逃した。今年は全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とABNアムロ世界テニス ・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、ハード、ATP500)でタイトルを獲得している。
■関連ニュース
・神対応デルポ「早い回復願う」・フェデラー 錦織は「欠かせない」・大坂に脱帽「素晴らしかった」■おすすめコンテンツ
・錦織掲示板・選手フォトギャラリー・世界ランキング・スコア速報