テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は14日目の28日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が第6シードの
M・チリッチ(クロアチア)を6-2, 6-7 (5-7), 6-3, 3-6, 6-1の激闘の末に破り、2連覇達成と歴代最多タイの6度目の優勝を果たした。また、男子では四大大会歴代最多優勝数を更新する20勝目となった。
>>錦織らダラスCH対戦表<<>>錦織vsノビコフ 1ポイント速報<<この日、序盤から安定した試合運びでポイントを先行したフェデラーは、チリッチにわずか2ゲームしか与えずに第1セットを先取。第2セットはサービスゲームで調子を落として3度のブレークポイントを握られるも、これを死守。しかし、タイブレークを落とし、セットカウント1-1に追いつかれる。
続く第3セットは、一瞬の隙をついたフェデラーが第6ゲームでブレークに成功、リードを守ってセットカウント2-1と勝利まであと1セットに迫る。
続く第4セットを落として迎えたファイナルセット、第1ゲームでブレークのピンチに直面するもこれをしのぐと、第2ゲームで先にブレーク。その後も両者譲らぬ展開となったが、フェデラーが粘るチリッチを振り切ってオープン化以降で歴大最多の
N・ジョコビッチ(セルビア)に並ぶ全豪オープン6度目の優勝を飾った。
フェデラーは今大会、1回戦で世界ランク51位のA・ベデネ(スロベニア)、2回戦で同55位の
J・シュトルフ(ドイツ)、3回戦で第29シードの
R・ガスケ(フランス)、4回戦で同80位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)、準々決勝で第19シードの
T・ベルディヒ(チェコ)、準決勝では同58位の
チョン・ヒョン(韓国)の途中棄権により、1セットも落とすことなく決勝まで勝ち上がっていた。
昨年の全豪オープンで膝のけがから復帰したフェデラーは、決勝で
R・ナダル(スペイン)との激闘を制してタイトルを獲得していた。
一方、自身3度目のグランドスラム決勝に臨んだチリッチだったが、2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に続く四大大会2勝目とはならなかった。
■関連ニュース
・フェデラー 心配でナダルへ連絡・フェデラー 錦織は「欠かせない」・「考えてほしい」とナダル苦言■おすすめコンテンツ
・錦織掲示板・選手フォトギャラリー・世界ランキング・スコア速報